貴「お・ふ・ろ」 ページ35
NOside
ピシャリ、と返り血が降りかかる。
貴「っうわ！…汚ったないなぁ。」
帰ったら速攻風呂だな、と眉をひそめた少女がそこに一人突っ立っていた。その少女＿＿Aの足元は夥しい程の屍と血痕で荒れていた。勿論この状況を作り出したのは彼女だ。
貴「これで全員かな。」
そうポツリと呟くとAは懐から無線機を取り出して話し出す。
貴「あー菖蒲？こっちは片付いたよ。そっちはどう？…あ、終わったんだね。
じゃあこっちに拠点に戻る為の車手配してくれる？よろしく。」
じゃあ又後で、と言うと無線機を切り懐に戻す。
そして己の足元にある、ただの肉塊になってしまった物を踏み付けながらポツリと呟いた。
貴「結局太宰君、覚えてなかったなぁ。私、忘れてないのに。
…オサム君、って言ったら思い出してくれるかなぁ。」
少し強めの風が吹く。それは彼女の髪を揺らした。
貴「ま、良いけど。
…それより、次の会議をサボる口実かんがえなきゃ。」
どうしようかなぁ、と言いながら遠くに見えた迎えに来た車に手を振って自分の居場所を伝える。
薄っすらと、月が姿を見せていた。
＿＿in ailce＿＿
太宰side
太「ふーん…。」
ある情報が映し出されたパソコン画面を見ながら私は伸びをした。肩をパキパキ言わせながらまわす。
太「…んんーっ！肩痛いな…もしかして……歳…！？」
因みに微塵もそんなこと思っていない。←
いや〜私まだピチピチの18歳だよ？←
やっと選挙に行ける歳だよ！←
行かないけどね！←
太「ふぅ、まあそれはどうでも良いんだけど…。」
私の見ている画面にはこう写されている。
【神波A】
齢 15
性別 女
異能力 『包丁さんのうわさ』
・物質、空間、速度、あらゆる物を切る事が出来る。
・使うには本人が刃物を携帯しておく必要がある。
太「刃物、ねぇ…。」
貴「そうだよ！」
太「うわぁ！？！？」
気づいたらAが私の後ろに立っていた。
…そう、“気づいたら”。
この私が人の気配に気づかないだなんて。
背中を冷や汗がつたったことは秘密だ。
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更新、出来てなくてごめんなさい！！
定期考査があったもので…(泣)
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すずめの甘味処 - ギャグに走ってもらいたいなぁ、なんて…面白いです！がんばってくだされ！ (2020年7月17日 19時) (
レス) id: 3e254a9c48 (このIDを非表示/違反報告)
りすまる - 面白かったです!一人で笑っていたら友達に引かれました (2019年7月2日 23時) (レス) id: fedb7cbeb8 (このIDを非表示/違反報告)
カルラ(プロフ) - ティラミスさん» なんかすごくハマりました！更新とかされないんですか？ (2019年7月1日 18時) (レス) id: 55a36c66c1 (このIDを非表示/違反報告)
ティラミス(プロフ) - 銀桜さん» 久々の更新でビクビクしながら出したので、そう言っていただけると嬉しいです…更新頑張ります！ (2019年4月2日 10時) (レス) id: cc157233ce (このIDを非表示/違反報告)
ティラミス(プロフ) - Noirさん» 番外編遅くなってすみませんでした(土下座)ついてきてくれるんですね…本当ありがとうございます。気長にお待ちください！！ (2019年4月2日 10時) (レス) id: cc157233ce (このIDを非表示/違反報告)
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