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6-01 ページ34

「A、アンタさぁ横島と寝たって本当?」





ポニーテールを揺らしながら、早紀ちゃんが鬼の形相であたしを睨んだ

あたしはすかした態度で早紀ちゃんの態度を煽った





「もしそうだったら、なんの関係があるの?」

「は…」

「横島君と付き合ってたなら謝るよ?寝取ってごめんね?って」




早紀ちゃんはみるみる内に顔を真っ赤にした
早紀ちゃんの付き添いなのか後ろでモジモジしてる紗英ちゃんが顔を不安そうに覗かせた


「まぁ、ホテルまで行って、寝るまでもないから途中で帰ってきちゃった。ヨコシマ君?って言ったっけ…どんな顔して帰っただろうね!」

「ふざけんなよお前!」

「ふざけてんのはどっちよ。彼女気取り?笑えるよね。あたし寝てないんだから安心すれば?」

「このビッチ、寝取り女!男に媚ばっか売ってんじゃねぇよ」

「アンタ達と一緒にしないでよ。」

「はぁ?お前いい加減に…」

「早紀、授業…始まるし行こうよ」




紗英ちゃんがあたしと早紀ちゃんを交互に見て、呟くように言った





早紀ちゃんがあたしを睨みつけて背中を向けた




「ヨコシマ君によろしくね。早紀ちゃん」







だからモテないんだよ、早紀ちゃんは

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作者名:ろく。 | 作成日時:2017年8月17日 18時

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