この人本当は黒いんです。2（緑）

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ま｢じゃ、あとはよろしくお願いします。僕はまだ仕事が残ってるんで、。｣



｢はいっ｣








運転席を交代してマネージャーさんは軽く挨拶をすると、すぐにビルの中に消えていった。







｢……ブレーキは、ここで…ルームミラーよし、サイドミラーよし、シートベルト…｣(ﾎﾞｿﾎﾞｿ)



大倉｢…なぁ｣



｢はいっ？｣








助手席に座ってる大倉さんが車のドアに頬杖つきながら私を見て、低い声で口を開いた。







大倉｢A車持ってるん？｣



｢持ってないです。高いし、維持費とか？かかっちゃうんで、。そんなお金はないです。｣



大倉｢…ほな免許とったんは？いつ？｣



｢21のときです｣



大倉｢……今なんぼやっけ｣



｢25です、今年で26ですけど｣



大倉｢はぁっ、4年ぶり！？！｣



｢はいっ。いきまーす。｣(ｶﾞﾁｬｯ)



大倉｢うそやろっっ(汗)｣








絶望な顔をしてる大倉さんをよそに、しっかりハンドルを握ってアクセルを踏む。







ﾌﾞｰｰｰｰﾝｯｯ!!…ｶﾞｸﾝｯｯ






大倉｢……っ！？！？｣←



｢……っはぁ、アクセル、強く踏みすぎた…(汗)｣



大倉｢無理やってお前！俺も車も死ぬて！！(汗)｣



｢だ、だいしょーぶですっ！まか、せてください、っ！｣←



大倉｢最悪やほんま……｣









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｢…はい、っ、着きました…｣



大倉｢……はぁっ、｣









なんとか駐車場に車を入れて、肩の力が抜ける。








大倉｢自分で運転した方がマシやこんなん…｣(ｶﾞﾁｬｯ)



｢そ、そんなこと言わないでください！(汗)ちょま、手伝いますから、｣








自分で降りようとする大倉さんを急いで止めて、松葉杖を出す。







久々の運転、


相当やばかった…(汗)







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