目的地へと向かう道中 ページ5
「メルル。ちなみにメルルの感知では
あのデケェ山の中に生命エネルギーは
感じるのか？」
ポップがメルルに確認をする。
「そうですね」
メルルは瞼を閉じて精神を集中させて
彼女の持つ感知能力を任意で発動させた。
「……感じます。強いモンスターの力をたくさん。
山頂には……なんでしょう……強い力なのですが……
何か歪んでいて、とらえどころのない強力なエネルギー反応が……一つ……？すみません……山頂に感じる力は、
いまいち分析……感知が難しいです」
「そっか……ありがとなメルル！！
ゼクスが嘘をついているわけではねぇみたいだな」
「い……いえ……
私は自分の役割を果たしているだけですから」
「なっ……ボクが命懸けで教えた情報を疑ってたの〜！？」
「悪かったってゼクス。
アバン先生。
おれが『トベルーラ』でちょっくら偵察してきますよ」
「う〜ん……魔法力の無駄使いはしてほしくありませんね」
「？どういうことですか」
「空からの侵入を許さないために、大抵は結界が展開されているものですよ。勿論、内部を隠すようにも。山を徒歩で登らせて体力の減少を狙い、配下のモンスターと闘わせて、我々の戦力や物資を削る。
シンプルですが……待ち構えるにはそのようなスタンダードな策を使ってくると思います」
「そうですか……じゃ、止めときます。
地道に山道を登りますか！！」
「どうしたのですかポップ？あなたらしくありませんね。あなたならその程度のことは考えられるでしょう？」
「すみません……焦っていまして、頭がいまいち回らず、思考の回転が遅くなっているようです……。
……ダイが魔界にいるとわかって……
……落ち着いていられないんですよ」
「今はこの【魔竜山】の突破と『魔竜帝』を討つことを考えるんだ。ポップ」
「わかってんよ、ヒュンケル。あんたの方こそ昔の実力が出せるのかどうか……おれは心配しているんだけどな」
「問題ない。最近の修行で全盛期に限りなく近い力を出せるようになったことを保証しよう」
「そっか……頼りにしてるぜ、アバンの使徒の一番弟子さん」
「やけに素直だな……ポップ。
お前は誰よりもクールでいてくれよ」
「もう少しで魔竜山の麓に着きますよ、ヒュンケル」
「ああ。Aも自分の役割を果たしてくれ。
頼むぞ……？」
「は……はい……私の役割ですか？
……えと……なんでしょう？」
「A。キミだけがあの呪文を放てる。
みんなを助ける上で非常に役立つはずだ」
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あすと(プロフ) - やっさんさん» 申し訳ないことに、たいした秘密ではありませんが（笑） (2022年11月20日 6時) (
レス) id: 53a773bcd5 (このIDを非表示/違反報告)
やっさん(プロフ) - あすとさん» おっ！ついに、エデンの騎士の秘密が、明らかになるのか😀❓ (2022年11月20日 6時) (レス) @page41 id: a424e1a16c (このIDを非表示/違反報告)
あすと(プロフ) - やっさんさん» コメントありがとうございます。奴らの余興はまだ始まったばかりです……。引き続き宜しくお願い致します。 (2022年11月4日 19時) (レス) id: 53a773bcd5 (このIDを非表示/違反報告)
やっさん(プロフ) - あすとさん» 余興って、このことだったのか😡💢。この、愚か者ども〜💢💢。 (2022年11月4日 19時) (レス) @page25 id: a424e1a16c (このIDを非表示/違反報告)
あすと(プロフ) - やっさんさん» コメントありがとうございます。『こみゅ〜』の方でやっさんさんのメッセージを受け取れるように修整しましたので、文字数など不便を感じましたらそちらへどうぞお願い致します。ラスボスかどうかはノーコメントってことで(笑) (2022年10月25日 12時) (レス) id: 53a773bcd5 (このIDを非表示/違反報告)
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作者名：あすと | 作成日時：2022年10月20日 18時
