新たな私の武器 ページ33
「鎧の魔双剣……氷焔刃？」
ノヴァさんから渡された、
２つの柄がついた大きめの物体を見て
私は疑問に思いました。
「こ……これは、どのように使うのでしょうか？
側面に刃はついていますが……何故、柄が２つ？」
「それは双剣だからですよ。
そして、ただの双剣ではなく
僕の造った【アムド・シリーズ】の１つだから」
アムド・シリーズ？
「さっさと鎧化した方がよさそうだ。
Aさん、こう叫ぶんだ。“アムド”！！」
よくわかりませんが……。
ノヴァさんのいうとおりに……。
「あ……アムド！！」
と言った瞬間に手に持っていた物体が、
分離して私の体に帯を巻くように
絡みついていき、その様相を変えていきます。
数秒間の内に私の全身に鎧と化して
身につきました。
「よ……鎧になりました」
でも武器はどこに？
「両手首の側面の外側に柄がある。
それを引き抜いて！」
手首の側面？
あっ……。確かにさきほどの柄がここに。
私は同時に両手首の側面からそれを抜きました。
左手に「蒼い短剣……？」
右手に「紅い短剣……？」
「これは……双剣？でも、双剣にしては」
「若干、長く造ったんだ。
剣と短剣の長さの間くらいに。
『ショートブレイド』ってところかな？」
ショートブレイド？
確かにナイフよりは長く、剣よりは軽いです。
「何故、左右で色が違うんですか？」
「それは……」
『ガアァアァ！！』
ノヴァさんから鎧の魔双剣について
説明を受けていると……。
グレイトドラゴンが再び灼熱のブレスを
私とノヴァさんへ目がけて吐きました。
「Aさん！蒼い方を、こう言って振って！
『凍てつけ！氷冷！』」
「い……凍てつけ！氷冷！！」
私は蒼いショートブレイドを順手に持ち
セリフと共にそのまま振リました。
蒼いショートブレイドからは、
ブリザードが巻き起きました。
「『マヒャド』！」
ノヴァさんは私の向いている反対側の灼熱を
呪文で相殺します。
私の前方に迫っていた灼熱は消えて
グレイトドラゴンの表面の鱗を少しだけ
凍結させました。
「蒼い方は、『凍てつけ氷冷』で氷系統の風を。
紅い方は、『燃やせ豪炎』、で炎系統の風を。
それぞれ発生させられます。
両方とも、その風の威力は使用者に左右されますが……。
Aさんには、
相当な潜在能力があるみたいですね」
「そ……そうなのですか……？」
す……スゴい武器です……。
これが、私の武器……。
【鎧の魔双剣・氷焔刃】！！
この小説をお気に入り追加 (しおり)
登録すれば後で更新された順に見れます 13人がお気に入り
お気に入り作者に追加
違反報告 - ルール違反の作品はココから報告感想を書こう！(携帯番号など、個人情報等の書き込みを行った場合は法律により処罰の対象になります)
あすと(プロフ) - やっさんさん» コメントありがとうございます。原作の設定が色濃く出ていますか？それなら喜んでいいのでしょうか？ありがとうございます。この先はありがちな王道展開がありますが……どの程度の表現にしようか迷っています（苦笑） (2022年2月9日 21時) (
レス) id: 53a773bcd5 (このIDを非表示/違反報告)
やっさん(プロフ) - ・・・😑。3賢士なんだか、きな臭い(ーー;)。権力の中枢が、ドロドロの、メチャクチャ、これは、原作の、設定を色濃く出していますね(^^♪。なんだか、ヤバそうだぞ(ーー;)。 (2022年2月9日 21時) (レス) @page48 id: a424e1a16c (このIDを非表示/違反報告)
みお(プロフ) - あすとさん» はい！応援しています！！！ (2022年2月9日 19時) (レス) id: 8246f3ea16 (このIDを非表示/違反報告)
あすと(プロフ) - みおさん» ありがとうございます。それでは予定通り進めますね。よろしくお願いします。コメントはこれからも自由にしてください。 (2022年2月9日 17時) (レス) id: 53a773bcd5 (このIDを非表示/違反報告)
みお(プロフ) - あすとさん» そ、そんな！！変なコメントしてしまいすみません…あすとさんの作品が私は大好きなのでこれからどんな展開でも見ますから！！安心して下さい！！それと更新頻度が早くてもう超嬉しいです！！無理しないでくださいね！！ (2022年2月9日 9時) (レス) @page47 id: 8246f3ea16 (このIDを非表示/違反報告)
作品は全て携帯でも見れます
同じような小説を簡単に作れます → 作成
この小説のブログパーツ
作者名：あすと | 作成日時：2021年10月10日 1時
