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prrrrr
「ほいほーい」
穏やかな朝食から3時間。
当初の予定通り、リビングで各々好きなことをしつつ、とにかくのんびりとしていた2人の間に電話の呼び出し音が響く。
うとうとと半分舟を漕いでいた一郎を手で制し、二郎が立ち上がり受話器を取る。
「もしもし、舞賀で…はい、はい。お世話になっております…はい…えっ！？」
「！？」
突然声のトーンが変わり、焦りの色を帯びた二郎の声に、一郎も思わず電話口へと近付く。
「はい、はい…分かりました。すぐに向かいますので…はい、よろしくお願い致します」
「………どした？」
「五郎が階段から落ちて、病院連れてくって」
「えっ！？」
受話器を置く間も待てずに説明を求める一郎に、二郎も若干焦った表情のまま簡潔に答える。
驚きの余り大きくなった兄の声を背中で聞きながら、二郎は慌てて身支度をしながらも、短い電話の中で得た情報を整理していた。
「ちょっと落ちた原因は分からないんだけど、結構上の方から転げて額切ってるのと右手首は骨行ってる可能性があるって」
「え、意識は？」
「意識はあるけど、受け答えがはっきりしないみたい。とりあえず、急いで病院の方に行くって言ったから」
「分かった」
喘息の発作や体調不良で学校から連絡があることは割と多いが、怪我で呼び出されるのは初めてかもしれない。
落ちた原因も気になるし、何より頭と怪我の具合が心配で仕方がない。
逸る気持ちを抑え、車に乗り込むと急いで病院を目指す。
一郎はばくばくと煩く鳴る鼓動を押さえ込むように、胸元を握る手に力が入っていた。
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にひひ - とっても面白かったです！ありがとうございました。 (2020年8月1日 7時) (
レス) id: 6032ca778f (このIDを非表示/違反報告)
はちこ(プロフ) - にひひさん» お待たせして、申し訳ありません。ご希望に添えたかどうか不安ですが…リクエストありがとうございました。 (2020年7月31日 18時) (レス) id: fdcdcf1450 (このIDを非表示/違反報告)
にひひ - リクエストです。雨の日に発作が起き家の治療でも治らず病院へ発作が収まり家に帰るとまた発作がというお話をお願い致します。発作はどっちも大きいものでお願いします (2020年7月24日 17時) (レス) id: 6032ca778f (このIDを非表示/違反報告)
はちこ(プロフ) - にひひさん» ご期待に添えるものが書けるかどうか分かりませんが、それでもよろしければリクエストお受け出来ます。 (2020年7月23日 21時) (レス) id: fdcdcf1450 (このIDを非表示/違反報告)
にひひ - リクエストいいですか？ (2020年7月23日 15時) (レス) id: 6032ca778f (このIDを非表示/違反報告)
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作者名：はちこ | 作成日時：2020年4月23日 20時
