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パックをした晴と咲ちゃんからスカイプが来たのは、次の日の夕方。
「A。ウッチー、いないよね？」
『今日は取材って言ってたから、もう少し遅くなると思う』
「A。咲ね、昨日すごく興奮しちゃって。全然眠らせてくれなかったんだよ」
『あはは』
「そりゃそうでしょ。友達があの内田篤人と付き合ってて、ドイツで一緒に暮らしてるんだよ？すっごい自慢したいけど、誰にも言えない」
『よろしくね、咲ちゃん』
「大丈夫、絶対に言わない」
『ありがとう』
「でも、A。本当にウッチーに結婚式に来てもらっていいの？迷惑じゃない？」
『結婚式に着ていくスーツ買わなきゃって言ってた 笑』
「あの内田篤人が、私の結婚式に来てくれるんだ」
『咲ちゃんの方が大丈夫？迷惑じゃない？』
「大歓迎！」
『ありがとう、咲ちゃん』
「ウッチーとの関係はどういう事にしようかな。あ！元カレにしちゃお」
『ダメ 笑』
「やっぱり？」
『うん、ダメ 笑』
その後も3人でキャーキャー話し、気がつけば2時間程立っていた。
バタンと音が聞こえ外を見ると、篤人と目が合った。
フっと笑った篤人が、ゆっくりと玄関に繋がる階段を上がる。
『篤人が帰って来た』
「ウッチーにスッピンなんて、絶対に見せられない！」
『咲ちゃん、昨日もスッピンだったよ 笑。晴なんていつもパックしてるし』
「ダメダメダメ。もう切る」
『あはは』
「バッチリお化粧した時にまたスカイプするから。じゃぁね、A」
『うん 笑』
慌ただしくスカイプの画面が切れると同時に、玄関の開く音が聞こえた。
『お帰り、篤人』
「今日は出迎え無しかと思った」
『ごめんね。今、晴と咲ちゃんとスカイプしてて…』
「…じゃ、ここで」
素早く私にキスをする篤人。
グロスが移り、それをグイっと手の甲で拭う。
『今、スカイプ終わったの』
「…先言って」
恥ずかしそうにリビングに向かう篤人の後ろ姿を見て、幸せだなと思った。
家のチャイムが鳴ったのは、それから30分後。
モニターに映ったのは、笑顔の麻也。
「ちょっとウッチー。咲ちゃんの結婚式、関係ないじゃん 笑」
「いいんじゃない？あっちも喜んでるんだし」
「そういう問題じゃないだろ 笑」
「別にいいじゃん」
「さては、亘さんも出席するからだな。図星だろ、内田 笑」
麻也に向かってクッションを投げる篤人。
「あれ？これ、真ん中に綿入ってないよ」
長谷部さん様のクッションをキャッチした麻也が、首を傾げた。
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ぅき(プロフ) - 麻也さんの毛糸のマフラーと帽子のトコロ声だして笑っちゃいました（笑） (2015年6月13日 19時) (
レス) id: 4a1d64e5a7 (このIDを非表示/違反報告)
moe - お話素敵だし、面白いです！これからも楽しみにしてます！ (2014年1月7日 7時) (レス) id: 9b2f89ef4f (このIDを非表示/違反報告)
rockin(プロフ) - akさん» akさん、ありがとうございます！まだまだウッチーの愛は、続きます。『ラブセレナーデ7』も今日から始まりました。これからもお付き合い下さい！ (2013年12月23日 15時) (レス) id: 8dc9ee950c (このIDを非表示/違反報告)
rockin(プロフ) - みのりんさん» みのりんさん、ありがとうございます。『ラブセレナーデ7』、始まりました！これからもよろしくお願いします！ (2013年12月23日 15時) (レス) id: 8dc9ee950c (このIDを非表示/違反報告)
ak(プロフ) - 楓の気持ちもわからなくないんだけど、蒼のメールがとてもありがたい。追加メニュー至れり尽くせりですね。どれだけ好きなんだまったくー。……待ち遠しい。つぶやく内田さん可愛いなあ。笑 (2013年12月19日 12時) (レス) id: 4833591332 (このIDを非表示/違反報告)
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作者名：rockin
| 作成日時：2013年11月20日 15時
