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デュッセルドルフの空港に降りると、顔長男が「ウッチー。寿司食いに行こうよ」と言い出した。
時計を見ると、20時。
一瞬寿司食いてーとも思ったが、明日は昼から練習。
今日は22時にはベッドに入りたい。
…Aも、アレはもう終わったんだし。
家に帰る時間と二人のシャワーの時間を計算し「蕎麦なら行く」と、無理矢理顔長男を蕎麦屋に連れて行く。
『日本でお蕎麦を食べ忘れたから、嬉しい 笑』と無邪気に喜ぶAに少しの罪悪感を感じながら、蕎麦を口いっぱい頬張った。
家に着き、風呂の用意をしようとするAを後ろから抱きしめる。
数日ぶりに感じるAの温もりに、胸がドキンと高鳴って。
「A。今日はシャワーだけ」
『…わかった』
「いつもよりも、半分の時間で済ませてね」
『ダメ 笑』
「ダメ」
Aを解放し、急いでシャワーを浴びた。
「…A。ちゃんと俺の事見て」
『……嫌』
「ダメ。早く」
ゆっくりと瞼を開けるA。
紅潮した顔。
何も纏っていない、汗ばんだ素肌。
一つになった、二人の体。
好きだよ
もっと、伝えてあげる
Aの唇を強く奪い、更に深くAに溺れた。
『お帰り、篤人。今、晴とスカイプしてるの。でね、もう一人違う子もいるから…』
練習帰りの俺を出迎えたAが、人差し指を口に当ててしーっという仕草をする。
その姿が可愛く、一つキスをした。
『ゴメンね、咲ちゃん』
「大丈夫。さっきの話なんだけど、麻也も出席してくれるって」
Aのパソコンの死角に行き、何気なく会話を聞く。
会話の流れでわかったのが咲ちゃんが長崎に帰省し、晴ちゃんの家に泊まっているという事。
ずっと付き合っている同級生の彼氏と結婚するから、結婚式にAに出席して欲しいとの事だった。
咲ちゃんって、東京でスタイリストを目指してるって随分前にAが教えてくれた子かな
なんて呑気な事を考えていたら、「亘さん」という言葉が耳に入った。
は？と思い耳を澄ませると、旦那さんがあの元上司と知り合いで元上司も結婚式に出席するとの事。
…またあの元上司か。
っていうか、どれだけAとの接点があんの？
ドカリとAの隣に座る。
晴ちゃんの隣で固まる、咲ちゃん。
驚いて俺を見る、A。
「え？ウッチー？」
「はい。内田篤人です」
「そこ、Aの家じゃ…」
「はい。俺と、Aの家です」
晴ちゃんが、お腹を抱えて笑っていた。
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ぅき(プロフ) - 麻也さんの毛糸のマフラーと帽子のトコロ声だして笑っちゃいました（笑） (2015年6月13日 19時) (
レス) id: 4a1d64e5a7 (このIDを非表示/違反報告)
moe - お話素敵だし、面白いです！これからも楽しみにしてます！ (2014年1月7日 7時) (レス) id: 9b2f89ef4f (このIDを非表示/違反報告)
rockin(プロフ) - akさん» akさん、ありがとうございます！まだまだウッチーの愛は、続きます。『ラブセレナーデ7』も今日から始まりました。これからもお付き合い下さい！ (2013年12月23日 15時) (レス) id: 8dc9ee950c (このIDを非表示/違反報告)
rockin(プロフ) - みのりんさん» みのりんさん、ありがとうございます。『ラブセレナーデ7』、始まりました！これからもよろしくお願いします！ (2013年12月23日 15時) (レス) id: 8dc9ee950c (このIDを非表示/違反報告)
ak(プロフ) - 楓の気持ちもわからなくないんだけど、蒼のメールがとてもありがたい。追加メニュー至れり尽くせりですね。どれだけ好きなんだまったくー。……待ち遠しい。つぶやく内田さん可愛いなあ。笑 (2013年12月19日 12時) (レス) id: 4833591332 (このIDを非表示/違反報告)
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作者名：rockin
| 作成日時：2013年11月20日 15時
