霧島を一番よく知るのは誰?!第一回霧島王!! ページ3
霧島を一番よく知るのは誰?!第一回霧島王!!
「みんなー!霧島王の時間だよー!!」
カメラを持ち片手をメガホンの形にして叫べば
部屋中でだらけている四人は怠そうに顔をあげる。
四人を手招きすればそらちぃ以外の三人は
面倒くさそうにカメラの前に座った。
エイジ「せんせぇー!そらちぃくんが
座ってませーん!!」
「大丈夫だよ、エイジくん
そらちぃくんはあとで畑の肥料さんになるからねぇ?」
莞爾とした笑みを浮かべればそらちぃが
顔を青ざめさせて慌てて此方に来る。
満足気にそらちぃに鼻を鳴らせば彼が
「ジャイアンめ……」と恨めしげに呟いた。
私はそんなそらちぃに四人分のマーカーとボードを投げる。
そらちぃ「痛ぁっ!!?」
「はいどうも、アバンティーズの霧島と」
エイジ「エイジと」
そらちぃ「……そらちぃと」
リクヲ「リクヲと」
ツリメ「ツリメです!」
未だ拗ねるそらちぃを無視して挨拶をして司会を進めていく。
そして、やっと本題の霧島王に入った。
「じゃあ最初の質問。
私霧島は、アバンティーズのなに担当?す
これ、個人的に当ててほしいんだけど」
四人は私の言葉に考え込むような顔をしてボードに書き始める。
「はい、エイジくんから発表してください」
エイジ「たぶん霧島なら初っぱなからボケるんだよね
だから『可愛い担当』とか?」
そらちぃ「うわ、言いそう」
「ボケるとかじゃなくて事実」
そう言った私に四人は目を逸らす。何だコラ。
そらちぃ「俺はねぇ、これ、『霧島担当』」
「それ良いわ、今度からそれにしようかな」
そらちぃ「ねぇもうこれ違うじゃん!!」
悔しそうにボードを投げるそらちぃに私は笑う。
ツリメ「俺は『おっぱ い担当』」
「は?」
エイジ「みっくん、ご愁傷さま」
そらちぃ「お前との日々、忘れないからな」
リクヲ「うーん、今のはみっくんが悪いかなあ」
そんな私たちの反応にツリメは「え?え?」と
汗をかきながら引きつった笑みを浮かべる。
ツリメ「俺やらかした?」
「わかってるじゃん」
私がそう言ってツリメを見下ろせば
「ごめんなさい」と頭を下げた。よろしい。
リクヲ「俺はねぇ、そのまんま『紅一点』」
「捻りがない、0点。出直せ」
リクヲ「あれっ?これ大喜利だっけ??」
私に吐き捨てられたリクヲが呟く。
そんなリクヲを無視して私は正解発表に移った。
「正解VTRはこちらデース」
70人がお気に入り
感想を書こう!(携帯番号など、個人情報等の書き込みを行った場合は法律により処罰の対象になります)
てん(プロフ) - 面白かったです!もっと評価されて良いくらい!続き楽しみです! (2020年1月2日 23時) (レス) id: 09173bd832 (このIDを非表示/違反報告)
すず - 続きないんですか? (2019年12月18日 9時) (レス) id: 5893e9c41f (このIDを非表示/違反報告)
りお - 面白かったです! 続き気になります! 頑張ってください! (2019年11月16日 15時) (レス) id: b0a4c100df (このIDを非表示/違反報告)
作品は全て携帯でも見れます
同じような小説を簡単に作れます → 作成
この小説のブログパーツ
作者名:朝凪 | 作成日時:2019年8月23日 22時