あなたの瞳に映るのは・・・【刀剣乱舞】【名探偵コナン】

１話 ページ2

──『いいかい、A。お前は神様に好かれる体質をしているんだ』




──『かみさまに？』




──『ああ、決して神様に自分の真名を言ってはいけないよ』




──『まな……？』




──『自分の名前の事だよ』




──『んー、わかった！』






それは遠い遠い記憶




おばあちゃんが残した言葉






──『A？A!?』




──『百合？どうしたの？』




──『有希子！Aが突然いなくなったの！』






それは消えた記憶




私が神隠しされた話






──『百合、落ち着きなさい。Aはどこを探しても見つからんよ』




──『え……？』




──『“神隠し”じゃよ。あの子は昔から神様に好かれる体質をしておった。真名を言うなといったが…やはり幼いあの子には神様と人間との区別がまだつかんかったみたいじゃな』




──『そんなっ…じゃあ、あの子は…!?』




──『大丈夫じゃ。きっと戻ってくる』






幼い私にはわからなかった




祖母の言う神様が






──『おにいさんけがしてる…だいじょうぶ？』




──『俺が見えるのか人の子よ』




──『うん！みえるよ！』






その美しい人は綺麗に笑うが目はくすんでいた





──『へへっ、Aがなおしてあげる！いたいのいたいのとんでけー！』




──『！…これは驚いた。本当に傷が消えるとは…人の子よ、お主の名はAというのか？』




──『うん！いちのせA！おにいさんは？』




──『俺の名は＿＿＿＿＿＿＿』









＿＿＿＿＿＿＿＿＿＿＿＿＿



目を覚まし頭を整理する

不思議な夢

だけど、どこかリアルだった


最後の彼の言葉は聞こえなかったけど…



貴方「お母さん…」



写真の中に映る母を見て今日も一日頑張ろうという気持ちに切り替える

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