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ぺ｢なんていうか、その.....｣
言葉を詰まらせるぺいんとに、イライラしたように死神君が言った。
死｢もう！ Aさんだって暇じゃないんですから、さっさと言ってくださいよ！｣
『い、いいから！ 別に、言いたくないんだったら言わなくてもいいよ』
私はそのまま二人の手を振り払ってその場を去った。
時間が無い。彼を待たせる訳にもいかないし、私の命運が懸かってるんだ。
実はここだけの話、今回の作戦が上手く行けば私達の生活が洞窟暮らしから一気に館暮らしへと変わる。
ちなみに、勘のいい人は気付いているかもしれないが、その館というのはまさしくここの事。つまり、新居の下見も兼ねてお金を貯めようとしている。
｢Aが上手くやれば、また弟君と住めるからさ｣
『本当に？』
あの会話が頭をこだまする。しかし、それと同時に先程の会話も蘇る。
死｢Aさん、聞かないの？ さっきのこと｣
ぺ｢あれはさ.....なんていうか、その.....｣
『別に、言いたくないんだったら言わなくてもいいよ』
考えている内に、いつの間にかBARに着いていた。中には警備員がいて、一人で晩酌をしていた。
警｢どうした、こんな所へ来て。まぁ勤務外だからいいのだが.....お前も飲むか？｣
『では、一杯だけ失礼します』
私は警備員の隣に座り、ワインを飲んだ。
警｢なんだか浮かない顔だな。悩み事でもあるのか｣
『まぁ.....』
お酒を飲みながらだと話しやすい。今だったら、この警備員に悩みを打ち明けてもいい気がする。
『警備員さんは、もし自分の小さなミスを仲間が庇ってくれたら、どう思いますか？』
警｢そしたら、ただただありがたいと思うな｣
『そう、ですよね』
やっぱり、私の思い込みに過ぎなかったのかな.....。
警｢だが、｣
警備員は、真っ直ぐ私の方を見て言った。
警｢小さなミスでさえ庇ってくれるようなヤツを、俺は守ってやりたくなるな｣
『守る.....』
生憎、私にはその権利は無いようだ。結局最後は皆忘れるのだから。
警｢さて、俺は見回りに行こうと思うが、お前はどうする？｣
『私は.....部屋でゴロゴロしてます』
警｢おいおい、召使がそんなんでいいのか？｣
警備員は笑いながらBARを去った。
さて、もうお酒が体を回って眠い。早いとこ寝てしまおう。
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はちみりん(プロフ) - お知らせなのですが、只今学校のテストに力を入れております故、次の更新は11月以降になってしまいそうです。お知らせが遅くなってしまい申し訳ございません。また、次の更新でこの作品は移行致します！ (2019年10月10日 17時) (
レス) id: 335fded264 (このIDを非表示/違反報告)
夏月(プロフ) - いつの間に！？((新作おめでとうございます！(*’ω’ﾉﾉﾞ☆ﾊﾟﾁﾊﾟﾁ楽しみにしていました！(pqﾟ∀ﾟ*○)更新、無理をしない程度に頑張ってください！Σd(・∀・´)今回もめっっっちゃ応援します！！(*´▽｀*) (2019年6月16日 17時) (レス) id: fb9808e4bc (このIDを非表示/違反報告)
はちみつりんごぱん(プロフ) - Yucca!!!さん» コメントありがとうございます。今回はかなり亀更新かもしれませんので、いつも以上にゆーっくり待っていただけたら幸いです (2019年6月10日 21時) (レス) id: 335fded264 (このIDを非表示/違反報告)
Yucca!!! - 最近占ツク見てなかったら盗賊の出てる！！やばい面白い！頑張ってください！！！！ありがとうございます！！ (2019年6月10日 21時) (レス) id: 718b4536e0 (このIDを非表示/違反報告)
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作者名：はちみつりんごぱん | 作成日時：2019年5月19日 17時
