▼ ページ12
ぺ｢これさ、お酒代わりに渡したら飲むかなアイツ？｣
死｢飲むかなぁ？｣
そのまま俺は、冷やされたお酒を持って主人の部屋に入った。
ぺ｢お待たせ致しました。“お水”にございます｣
お酒を渡すと、ゴルゴンは疑うことなくそのグラスを空にさせた。うわ、成功しちまったぜオイ...！
ゴ｢随分とまぁ...眠くなってきたようだ...夕食になったら起こしてくれ...｣
そう言い残すと、ゴルゴンはパタッとベッドに倒れ込んだ。よ、弱...
ぺ｢アイツ多分毎晩呑んでるから、酒と水の違いも分かってないぞ｣
その後、もっと探索をしようと奥の方まで来たが、結局18時...夕飯を提供する時間になってしまったので、死神が面白そうな部屋を見つけて終わった。
ペ｢失礼します。...主人？｣
ゴ｢ｶﾞｧｧ...｣
かなりの鼾が聞こえるが、肝心の姿が見えない。もしかして、酒のせいで夢遊病になったとか？
ぺ｢主人〜！｣
俺が少し大きめの声で呼ぶと、ゴルゴンは部屋の中にある小部屋から出てきた。どうやら寝起きは良くないらしい。そりゃ酒呑んで寝たからな。
死｢え〜本日の夕飯はですね、焼き鱈と焼き鮭になります｣
また魚かい。まぁクロノアさんの気分次第だとは思うけど...
ゴ｢昼も食べたじゃないか｣
死｢クロノアシェフの特製でして...今日は、“レア”な方で...｣
ゴ｢レア...｣
死｢えぇ、明日の朝は“ウルトラレア”の方で｣
ク｢生じゃん｣
魚のウルトラレアって、生焼けやん。ちゃんと火通ってないやん、年寄のゴルゴンなら簡単に逝くぜ？
ゴ｢...分かったもういい！下がれ｣
ゴルゴンが食べ終わり、俺らも一通り仕事が終わると、次はAさんも連れて絵画があると言われた部屋に来た。
『...偽物ばかりですね』
ぺ｢え？｣
驚く俺に、Aさんはさらに続ける。
『この絵だって、後ろの方がボヤけて見える図法を使って描いているはずなのに、全くボカされていないですし...』
そう言って一つ一つの絵画を確認していくAさん。これ、トレハンじゃなくて鑑定士やった方がいいと思うけど？
『あ、でもこの絵画は本物ですね。トラソの絵画...ですか』
トラソ...なんか聞き覚えのある名前だけど。
ぺ｢どのぐらいの価値なんだ？｣
俺が訊ねると、Aさんはマジマジと絵画を見てから言った。
『このぐらいなら、6500Gぐらいするんじゃないですか？』
やっぱ鑑定士やった方がいいってこの人。
この小説をお気に入り追加 (しおり)
登録すれば後で更新された順に見れます 165人がお気に入り
お気に入り作者に追加
違反報告 - ルール違反の作品はココから報告感想を書こう！(携帯番号など、個人情報等の書き込みを行った場合は法律により処罰の対象になります)
はちみりん(プロフ) - お知らせなのですが、只今学校のテストに力を入れております故、次の更新は11月以降になってしまいそうです。お知らせが遅くなってしまい申し訳ございません。また、次の更新でこの作品は移行致します！ (2019年10月10日 17時) (
レス) id: 335fded264 (このIDを非表示/違反報告)
夏月(プロフ) - いつの間に！？((新作おめでとうございます！(*’ω’ﾉﾉﾞ☆ﾊﾟﾁﾊﾟﾁ楽しみにしていました！(pqﾟ∀ﾟ*○)更新、無理をしない程度に頑張ってください！Σd(・∀・´)今回もめっっっちゃ応援します！！(*´▽｀*) (2019年6月16日 17時) (レス) id: fb9808e4bc (このIDを非表示/違反報告)
はちみつりんごぱん(プロフ) - Yucca!!!さん» コメントありがとうございます。今回はかなり亀更新かもしれませんので、いつも以上にゆーっくり待っていただけたら幸いです (2019年6月10日 21時) (レス) id: 335fded264 (このIDを非表示/違反報告)
Yucca!!! - 最近占ツク見てなかったら盗賊の出てる！！やばい面白い！頑張ってください！！！！ありがとうございます！！ (2019年6月10日 21時) (レス) id: 718b4536e0 (このIDを非表示/違反報告)
作品は全て携帯でも見れます
同じような小説を簡単に作れます → 作成
この小説のブログパーツ
作者名：はちみつりんごぱん | 作成日時：2019年5月19日 17時
