隣の席は訳あり少女【桃】

ご ページ6

先生「それじゃあ修学旅行の班は今の時間に決めてくれ」


『……ねぇ』

藤咲は俺に用がある時だけ話しかけてくる

自由で行動が読めないって所は兄貴と同じみたいだな…

こんなに性格が違うくても血は繋がってたんだな……

『………？』

さとみ「あっわりぃ考え事してた、それで？」

『…班は男女二人ずつ』

さとみ「…………1人足りない…か」

『(ｺｸｯ)』

まじか……アイツらと組みたくないんだけど


「あのっさとみくん良かったら私と組まない？」

「ちょっと抜け駆け禁止！！ねぇ私たちはどう？」

…さてどうしたものか


先生「あっそうだ伝え忘れてたんだがクラスの人数の問題で1班だけ女子が1人の班ができるんだが…」

おっラッキー

さとみ「じゃあ俺の班でお願いします」

先生「わかった、桃山の班な」

さとみ「……って言う訳で組む人決めてるんだ、ごめんな」

さっきまで俺の周りに居た女子たちは自分の席に戻って行った

…まさか藤咲に救われることになるとは

まぁ間接的ではあるけど

さとみ「聞いてたと思うけど俺らの班女子は藤咲だけだが問題ないか？」

『…大丈夫』

さとみ「良かった…」

『…あっそうだ、ななが呼んでたよ』

さとみ「なな？」

『生徒会長…放課後生徒会室にこいって』









ころん「(え？あいつらあんなに仲良かったの？)」

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