学校 ページ4
【A】
今日は入学式。
新品の制服に、カバン。
友達に………彼氏。
私の高校生活は、今から沢山の出会いが待ってそうです。
お母さんに、いってきまーす!と告げてから、私は桜の咲いた小さな道を小走りで駆けた。
すると、水色の髪の男の子が目に入った。
あれは………
青八木先輩だ!
「青八木先輩ーー!!!」
私は笑顔で駆け寄る。
「あっれ、Aちゃんじゃん〜」
変わらない声の先輩に、私は肩を揺らす。
「アハハッ、青八木先輩は相変わらずヤギボですね(笑)」
「どういう意味ぃー(棒)」
私が中学の時の先輩だ。
変わってなくて嬉しいとこもある。
「あれ、桃谷先輩と一緒じゃないんですか?」
桃谷先輩とは、青八木先輩のお友達。
私もしょっちゅう一緒に帰ったりしてたから、どんな人かは大体わかる。
「実はさ〜、昨日ゲーム対決してたら負けちゃってさー」
「あぁ、いつも対決してますよね!青八木先輩と、桃谷先輩、マ●オメ●カーで対決してたの覚えてます」
「負けて僕軽くイラついて………」
「……^^」
「……………で、……そうそう」
と、先輩と話ながら歩くと、学校はすぐついた。
校門には、大きく【入学式】と書かれた看板が、私の視線を一気に集めた。
「……ねぇ、Aちゃん」
トントンと肩を叩かれたと思うと、
青八木先輩が私をジッと見ていた。
「なんですか?私になんかついてます?」
「いや、るぅとと仲良くやってるかなーって思ってさ。気にしなくていいからね、中学の頃の」
「……はい。でもまた黄腹くんとはクラス同じになれたら嬉しいです」
「そっか…、同じクラスだといいね」
「はい!」
私が元気よく返事をすると、もう玄関の靴箱のとこだった。
先輩は「じゃっ」と言葉を私にかけると、靴を履き替え階段に上がった。
手をふり、「さてと」と口にする。
「クラス表見に行かなきゃ!」
グッと拳を固め、急いで靴を履き替える。
そしてクラス表のところへ向かった。
【1-4】
・○○○○
・◇◇◇◇
・黄腹 るぅと
・□□□□
・△△△△
・▽▽▽▽
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・南 A
今日のラッキー人物
るぅと
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青葉 - マカロンパイセンさん» ありがとうございます(〃ω〃)更新頑張ります〜!! (2019年10月20日 21時) (レス) id: c12bc22ed7 (このIDを非表示/違反報告)
マカロンパイセン - 青葉さん» 本当におもしろいです!神ですか!?更新頑張って下さい!めちゃくちゃ応援します(°∀°ゝ) (2019年10月20日 21時) (レス) id: 91804e9b2f (このIDを非表示/違反報告)
霞-かすみ- - 青葉さん» ぜ、全然!大丈夫です(^^☆)更新されたの見ました!ジェル君……(笑) (2019年10月14日 16時) (レス) id: 5970e2ed7a (このIDを非表示/違反報告)
青葉 - 霞-かすみ-さん» あ、レス押し忘れました…すいませんっ!( ; ; ) (2019年10月13日 16時) (レス) id: c12bc22ed7 (このIDを非表示/違反報告)
青葉 - ありがとうございます!そう言ってもらえて光栄です!頑張ります! (2019年10月13日 16時) (レス) id: c12bc22ed7 (このIDを非表示/違反報告)
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作者名:青葉 | 作成日時:2019年10月5日 21時