ナガセくん、嫉妬してください。

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昼休みの終わりを告げる鈴が鳴り、平野くんと教室に戻った。




岸「 なに、彼氏さんすっぽかして他の男と密会？笑 」


『 違うってば、優太のその言い方ウザい 』




ニヤニヤしながら聞いてくる優太。
ほんとこの顔どうにかなんないのかな。
イケメンなのにすぐおちょくるんだから。






しばらくすると廉くんたち、サッカー部が帰ってきた。




『 お疲れ、はいこれタオル！ 』


永瀬「 ん。ありがと 」






シャツのボタンを2個あけている廉くん。
そこから喉仏とか、なめらかな首が見えるから、高校生には見えないほど色っぽくて。





永瀬「 、そんな見んなって 」


『 えっ…あ、ごめんなさいっ！！ 』






息を飲むほど、思わず見とれてしまう。

でも、私が彼に惹かれた理由は顔なんかじゃなくって。






岸「 土曜日のドラマ観たか？お前みたいなやつ出てたぞ 」


永瀬「 はあ？…何いっとんねん。俺アイツみたいにサイコパスやないし 」


岸「 ほらそーゆーとこも十分、明智に似てるんだって！ 」


永瀬「 アイツと一緒にすんなや！ 」







彼には誰とでもほどよい関係をつくれる力があり、性格だって優しい。




…たまに子供っぽくなるとこもね。




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