5.>日向家の日常 ページ6
冬樹side
「そう言えば明日、うちのクラスに転校生が来るらしいわね。」
いつも通りに夕食を食べていると、ふと姉ちゃんが口にした一言。
その時は別に特に気にしていなかった。
「転校生!?また宇宙人だったりして〜!」
わぁ〜!と目を輝かせて宇宙人の姿を想像する。
「ちょっとやめてよ冬樹!今でもボケガエル達の世話でいっぱいいっぱいなのに、これ以上こうゆう奴らが増えたら手に負えないわよ!!」
そう言いながら姉ちゃんは軍曹を指さす。
「ゲロッ!?吾輩別に夏美殿なんかに世話されてるなんて思ってないであります!!そもそも世話してる奴に毎日毎日掃除当番なんてさせるか普通!?ねぇ冬樹殿!?」
後半につれて明らかに半ギレ状態になっている軍曹に共感を求められた。
「えっ!僕!?」
「そうやってバカみたいにキレてんじゃないわよ。だいたいあんた居候みたいなもんでしょ？｣
「バカ!?馬鹿ですと!?夏美殿はいっつもそうやって……」
あ〜あ、また始まっちゃった…。
そう思いながらもいつものように仲裁に入る。
「こんの……ボケガエルがあぁぁぁ!!」
「ゲロォォォ!!!夏美殿〜〜!!悪かったでありますぅ!!」
また朝から軍曹の侵略作戦が失敗したらしく、姉ちゃんの怒声が聞こえてきた。
その後、何とか姉ちゃんを説得し遅刻しそうになりながらも学校へ向かった。
学校へ向かっている最中だった。
僕達の学校と同じ制服を着てゆっくり走っている(走っているというかもはや歩いている)黒髪の女の子。
背丈からして、僕と同学年かと思ったがあんな綺麗な黒髪は見た事がなかった。
そして、すれ違った瞬間一瞬だけ見えたその子の横顔。
ほんとに一瞬だけで、僕の勘違いかもしれないけど、
少し寂しそうな顔をしていた。
僕は、その横顔から目が離せなかった。
ただただ、とても綺麗だと思った。
結局、学校に着いてもあの子のことが忘れられなかった。
同じ制服だったし、もしかしたら会えるんじゃないかと思った。
そう思うといてもたってもいられず、教室を出て校舎内をただフラフラ歩いていた。
教室を出ると何やら廊下が騒がしかった。(いつも騒がしいのだが、別の意味で騒がしかった)
ふと、耳に入ったのが
「さっきの子めっちゃ美人じゃなかった!?」
「分かる！やばいよね〜!あんな子いたっけ?」
…確信はないがあの子だと思った。
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なちゅらる(プロフ) - 最近、ケロロ軍曹にハマったのですが、ハマってよかったなって思いました！主様の小説はとても面白いです。更新停止中ですが更新楽しみに待ってますね！ (2021年10月19日 23時) (
レス) @page30 id: d1210945eb (このIDを非表示/違反報告)
あやめ(プロフ) - ほんとですか！？！待ってました！これからもよろしくお願いします！！ (2021年9月3日 12時) (レス) id: 2cb5bf810d (このIDを非表示/違反報告)
あやめ(プロフ) - めちゃくちゃ面白かったです！！これからもがんばってください！！更新楽しみに待ってます！！ (2021年2月23日 12時) (レス) id: 2cb5bf810d (このIDを非表示/違反報告)
つーちゃん(プロフ) - ケロロ軍曹大好きなので見れてとても嬉しい限りです。楽しみにしてますので更新頑張ってください。応援してます!! (2021年2月22日 21時) (レス) id: 09f5140e94 (このIDを非表示/違反報告)
ドラゴン(プロフ) - 続きを待ってます！頑張ってください！ (2021年1月12日 18時) (レス) id: 9b62aa768c (このIDを非表示/違反報告)
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作者名：来ケロ | 作成日時：2019年4月17日 10時
