14 >謝罪 ページ15
「………｡」
『………｡』
どうしよう｡沈黙が気まずい…｡
家に行ってもいいかと聞いたら､夏美さんは固まってしまった｡
そうだよな､転校初日でちょっと仲良くなったぐらいなのに急に家行ってもいいかなんて……図々しいにも程があるな…｡
今更ながらなんていうことを言ってしまったんだ……!
『ごめんなさい!!』
流石にこれ以上の沈黙はきついと思い精一杯の謝罪を込めて頭を下げた｡
「…!!…え?えっ!?」
夏美さんの動揺したような声が聞こえる｡
『転校初日で夏美さんと小雪さんと仲良くなれて浮かれてました…急に家に行ってもいいかなんて非常識なことを言って迷惑をかけてしまい､申し訳ありません!!』
「えっ!?ちょっAちゃん!大丈夫だから､顔上げて!!」
夏美さんの焦ったような声が聞こえる…｡
あぁ､また困らせてしまった……｡
そしてゆっくりと顔をあげる｡
多分申し訳ないって顔じゃないんだろうな…｡
最悪だ……｡
「Aちゃん｡」
『……はい｡』
「ごめんなさい!!」
!?
『えっ､ちょっ!?夏美さん!?』
今度はこっちが動揺する番だった｡
えっどういうこと??
なんで夏美さんが頭下げて謝ってるの?
「びっくりして何も言えなかったけど､これだけは言わせて!迷惑だなんて思ってないし､むしろ嬉しいの!」
……!
『う､嬉しい……?』
「だってAちゃんからまさか家に行ってもいいかなんて言われると思ってなかったから…あぁ､仲良くなってくれるんだなぁって思って…｡」
『な､夏美さん……!』
まさか私もそんなこと言われるとは思っていなかったのですごく嬉しい……｡
「そうだわ!Aちゃん!!」
『はいなんでしょう?』
感動してたから少しびっくりした…｡
「今度と言わず､今日遊びにいらっしゃいよ!」
……え?
『い､いいんですか?いやまず､私が夏美さんの家にあがっても大丈夫なんですか?ご両親にも迷惑がかかるんじゃ…』
「それに関しては大丈夫!!うちの両親滅多に帰ってこないから!」
…!それってどういう…｡
「あっでもAちゃんは大丈夫?勝手に言っちゃったけど両親も心配するし､今日無理に来なくても……｡」
『!いえいえ!!勝手な事を言ったのは私の方ですし､うちの両親にも連絡すれば大丈夫です｡それに､私夏美さんのお家行ってみたいです｡荷物も多いですしね｡』
「Aちゃん…!」
そんなこんなあって結果的に夏美さんの家にお邪魔することになった｡
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なちゅらる(プロフ) - 最近、ケロロ軍曹にハマったのですが、ハマってよかったなって思いました！主様の小説はとても面白いです。更新停止中ですが更新楽しみに待ってますね！ (2021年10月19日 23時) (
レス) @page30 id: d1210945eb (このIDを非表示/違反報告)
あやめ(プロフ) - ほんとですか！？！待ってました！これからもよろしくお願いします！！ (2021年9月3日 12時) (レス) id: 2cb5bf810d (このIDを非表示/違反報告)
あやめ(プロフ) - めちゃくちゃ面白かったです！！これからもがんばってください！！更新楽しみに待ってます！！ (2021年2月23日 12時) (レス) id: 2cb5bf810d (このIDを非表示/違反報告)
つーちゃん(プロフ) - ケロロ軍曹大好きなので見れてとても嬉しい限りです。楽しみにしてますので更新頑張ってください。応援してます!! (2021年2月22日 21時) (レス) id: 09f5140e94 (このIDを非表示/違反報告)
ドラゴン(プロフ) - 続きを待ってます！頑張ってください！ (2021年1月12日 18時) (レス) id: 9b62aa768c (このIDを非表示/違反報告)
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作者名：来ケロ | 作成日時：2019年4月17日 10時
