星空が降る夜に season 3 《北×慎》

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結局あれから進展しないまま一週間が過ぎた。


もう少しで先輩の引退試合。


今は先輩たちを支えるため、自分に与えられた仕事をひたすらにやる毎日。



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今日の練習が終わり、みんな片付けに入る。


私は少しでもみんなの力になりたくて、ボールに空気を入れて磨いている。


ただボールの数が多くて終わる気がしない...


でも今日やらないとどのボールが空気入れてないとかわかんなくなっちゃう。


でもこれも部員のためだ。


一人体育倉庫にこもり、ひたすら作業する。





すると体育倉庫の前ら辺で声がする。


ドアは閉めてるから姿は見えないけど、部員の人かな。




「北人くん、好きです！ 付き合ってください！」




えっ、告白...！？


もしかして告白されてるのって、北ちゃん....？


OK、するのかな...


ああ、モヤモヤする。


北ちゃんお願いだから.....




北『....ごめん、俺好きな人いるから』

「そっか。 ごめん、ね、呼び出しちゃって....」

北『ううん』




パタパタと走っていく音が聞こえた。


....北ちゃん、もう好きな人いるんだ。


あー、終わっちゃった、私の恋。


私が言ったところで振られるの目に見えてるじゃん。


するとガラガラっとドアが開いた。







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