風邪 ページ9
: You side
『か、風邪!?健太さんが!?』
坂下 「おー、なんか38度の高熱らしくてな」
あいつ1人で死んでるだろうから行ってやってくんね?と頼まれたのはつい先程の話。
坂ちゃんは今からプリンスの現場行かなきゃ行けなくて、今空いているのは私1人。
『いくか、』
コンビニでゼリーやスポーツドリンクを買って健太さんのおうちへと向かった。
『ん〜、健太さん家久々だなあ〜、』
エントランスからインターフォンを鳴らすとしばらく返ってこない返事。
体重いんだろうなあ、
でも開けて貰えない限り入れないし…と申し訳なくなる。
健太 「はい、」
ガラガラの健太さんの声が返ってきた。
『Aです、』
わ、A来てくれたの、開けるね、玄関もそのまま入ってきて
と全く健太さんらしさ0で迎え入れられる。
なんか、テンション0の健太さんとはまた違った健太さんで風邪ひくと大人びくのかな、なんて思ったり。
ガチャ
『お邪魔しま〜す、』
A、!といきなり抱きつかれる。
『健太さん、熱い!早くベット行きましょう!』
健太 「大胆だね」
『元気そうですね、帰っていいですか?』
うそうそと笑う健太さん。
Aが来てくれて健太嬉しいよって布団に半分顔を隠して言う。
『ふふ、空いてたの私だけなんです』
健太 「それ、別に言わなくていいやつ」
素直に健太さんが心配で…とか言ってくれていいのにと不貞腐れていた。
『あ、何か食べましたか?』
健太 「ううん、食欲無い」
『ダメですよ食べなきゃ、お薬のめないし…』
お粥作ったら食べてくれますか?って聞いたら
Aの作ったものならなんでもって彼氏感満載の返事が返ってきた。
健太さんだけど健太さんじゃないみたいで、
ちょっと寂しいかもな、
『出来ました』
寝室のドアを開けると眠っている健太さん。
黙ってたらカッコイイのにな、
陸さんや北人さんにも言えることだけど…。
『寂しいから早く良くなってくださいね、』
優しく頭を撫でてベットの端に頭を預けた。
·
『っは!』
おはよ、と微笑むのはさっきまで寝ていたはずの健太さん。
健太 「しっかり寝てたね」
いつの間にかベットに寝かされてる私、一体ここに何しに来たのさ…、
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zumakun__(プロフ) - こんにちは!はじめまして(^^)蒼空さんの作品めちゃくちゃ好きで何回も読み返してます!樹くんのブルースターシリーズ見てみたいです! (2020年8月7日 19時) (レス) id: 8782925696 (このIDを非表示/違反報告)
美紀 - 移行おめでとです最高ですコロナウイルスと熱中症に気をつけてくださいね (2020年8月7日 8時) (レス) id: 8204dae0fb (このIDを非表示/違反報告)
蒼 空(プロフ) - 歩花さん» ありがとうございます( ; ; )単純なので続けさせていただくことにしました!ぜひ続編もよろしくお願い致します( ; ; ) (2020年5月9日 14時) (レス) id: ba9b0ca88f (このIDを非表示/違反報告)
歩花(プロフ) - 主様がよければですが、この物語もfrom bluestarシリーズも続けて欲しいです……。2つともすっごく好きな物語なんです!! (2020年5月7日 16時) (レス) id: 58941dcafa (このIDを非表示/違反報告)
蒼 空(プロフ) - 無さん» ようやく更新出来ました( ; ; )遅くなり申し訳ないです! (2020年4月27日 0時) (レス) id: c63c0be356 (このIDを非表示/違反報告)
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作者名:蒼 空 | 作成日時:2020年3月10日 16時