ブルースター II

心配 3 ページ29

: 樹 side









『...んっ、』




涙が零れた数分後、Aは目を覚ました。





樹 「A！？分かるか！？」









『わ、樹〜、って病院かあ(笑)』




良かったあ、助かってって笑った。









樹 「ばかっ、心配させんなよっ...！」









『ごめんね(笑) あっ、男の子！大丈夫だった？』




目が覚めるまでいてくれた親子。









心 「大丈夫...でも、お姉ちゃん...、」









『え〜？お姉ちゃんは元気だよ！大丈夫！お姉ちゃんはね、このお兄ちゃんがいるから生きようって思うんだよ！だからね、このお兄ちゃんがいれば、お姉ちゃんは無敵なの！』









心 「そうなの！！」






そうだよ〜へへっ、君を助けられてよかった〜って笑った。


ばかだよ、どこまでも...。ほんとに。







母 「すみません、本当にありがとうございました...」









『お母様ですか...？いえいえ！体が勝手に動いちゃって(笑)ご心配おかけしました(笑)』






心くんはAが好きになったみたいで、お姉ちゃん最強！ってAに抱きついている。


そんなAをみて安心した俺は不意に目が潤んだ。







心 「僕ね、しんっていうの！こころってかいて、しん！」









『へぇ〜！いい名前付けてもらったね！こころ、大切にしなきゃだよ？』





はーい！って元気に手をあげる心くん。



ああ、まじで良かった。


2人とも無事で。







『えっ、樹泣いてる...？』









樹 「っ、泣いてねえよっ」









『ごめん、私が勝手なことしたから樹泣かしちゃったね安心して大丈夫だから！』









心 「お兄ちゃんはお姉ちゃん大好きなんでしょ？？だから泣いてるんだ！！」




あながち、間違ってないかもな。




樹 「そうだよ、自分を犠牲にする優しいお姉ちゃんが大好き」









『っ、いつきいいい！！！』

その後号泣したまま心くん親子とバイバイした。









樹 「も〜、いつまで泣いてんの？」









『樹が変な事言うからじゃんっ...！』









樹 「でもまじで、次からあんなことしないで」





うっ、はい、ごめんなさいって素直に謝るA。








樹 「お前が無事でよかった。」




ギュッて抱きしめたら、私は樹がいるから無敵って笑った。









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無 様リクエスト(^^)

ちょっと話大きくしすぎました(汗)

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