ブルースター II

女の子の日 ページ13

: You side





し、しぬ、！！！！


本日女の子の日2日目を迎えています。





お腹痛いどころじゃないもうなんか内臓潰されてないか心配になる。





この女の子にしかわかんないこの気持ちを16人の男相手に話しても伝わんないし、ただただ1人で蹲る。







北人 「Aどうしたの？お腹痛い？」









『いえ！ぜんっぜん！少し考え事が！！』



んふ、可愛いって頭を撫でてメイクに向かった北人さん。




いつもみたいに絡んでくれた方が気が紛れていいのになあ…とか思ったり、





『うぅ、』









龍 「Aさん大丈夫ですか？！」









『ん〜ん、龍ちゃん心配しなくていいんだよ〜』



可愛い私の弟はでも、って眉毛を下げる。

ほんっと可愛いなあ！！！







『じゃあ、龍ちゃん1個お願いごと聞いてくれる？』





はい、もちろん！と目を輝かせた。

この時助けてくれるのはきっとあの2人くらいだから。









龍ちゃんに頼み事をしている間、ひたすら蹲っていて、翔平に変に心配かけちゃった。




そんな時、楽屋に入ってきたのは壱馬さん。






私を見るなり、壱馬さんが着ていた上着を私にかけてくれた。




『わ、壱馬さん…』









壱馬 「女の子の日…？」


って誰にも聞こえない小さい声で聞いてくれて、

コクって頷いたら、

そっか、痛いよな…俺にはわからんくてゴメンな、？

ってめちゃくちゃ男前発言してくれた壱馬さん。




女の子の日だからか、情緒も安定してなくて、

何も言わなくても分かってくれて、優しくしてくれた壱馬さんに抱きついて泣いた。



壱馬 「辛いな、落ち着くまでええよ」









『こんな出来男さん知らないですう…、うぅ、』









壱馬 「ははっ」


そんな私たちに、何が起きているかわかっていない他の楽屋にいるメンバーはあたふたしている。

特に翔平。








海青 「あ、」









樹 「さすがだな、」





樹と海青と一緒に楽屋に入ってきた龍ちゃんははてな顔。



海青 「すみません、壱馬さん、ありがとうございます」









壱馬 「ええで、女の子特有の辛さあるやろうでな〜」




龍ちゃんに頼んだのは、樹と海青を呼んでくること。

いつも死にそうになったらこの2人のそばに居るからさ。






他のメンバーはわかんないのに壱馬さんはわかってくれた…






『壱馬さん、大好き…』


やっぱりランペイジ圧倒的王子です。

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