Q6.もっとくっついてもいい？ ページ6
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わたしがお好み焼きを浴衣にこぼさないように苦戦して食べているなか、先生は車を走らせて、花火の拠点から少し離れた土手で車を停めた。
「階段登ったらベンチがあるから」
そういって、差し伸べてくれた先生の手を取った。
「手繋ぐなんてデートみたい」
「浴衣で階段登るのきつそうだからね」
ベンチについて、残りのお好み焼きを袋から出したとき、空に鈍く弾けるような音が響く。パラパラと無数の光が、等間隔で夜空に散りばめられる。まさか先生といっしょに花火を見る日が来るなんて。
「きれい！」
「花火見上げながらお好み焼き食べて、忙しいね」
「いちご飴もあるからね」
「ねぇ、お好み焼き少し頂戴」
なんだか、先生といる時間が心地よすぎて、わたしが使ってたお箸であーんすることとか、それを先生が食べることとか、美味しそうにしてるのとか全部ナチュラルに感じてしまった。いや、勿論心臓はばくばくなんだけど！やっぱり、デートの距離感っていうか、先生と生徒の距離感はここにはない。
その証拠に、お好み焼きを食べたわたしは、先生の肩にもたれながらいちご飴を食べていた。そんなわたしたちを、上から鮮やかな花火が見下ろしている。
「A」
「ん」
「新学期始まっても、学校でこんなくっついたらダメだからね」
「くっついてきたのは先生だよ」
「じゃあ、もっとくっついていい？」
「うん、いいよ」
それを聞いた先生は、わたしの肩に手を回した。
「花火きれいだね」
「わたしと花火どっちがきれい？」
「花火かな」
「おっけ」
ベタな質問も余裕でかわしちゃう先生。わたしは結構緊張してるけど、先生はそうでもないかな？
こうしてデートしてくれてるわけだし、もう少し先生に近づきたくて、わたしは少し顔を先生に寄せた。
「だめ！チューは卒業したらね」
わたしの行動を察する先生。やっぱり余裕しゃくしゃくだなぁ。
花火も終わって、お家の近くのコンビニまで送ってもらってさよならした。
お家についても、お風呂に入っても、寝ようとしても、先生に抱かれた肩がずっと熱を帯びているみたいだった。
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Q7.わたしよりその人ですか？→←Q5.浴衣姿、どうですか？
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遥乃。(プロフ) - miさん» いえいえ！ 首を長ーくして待ってます！ (2018年11月8日 0時) (
レス) id: fb9388dbfe (このIDを非表示/違反報告)
mi(プロフ) - 遥乃。さん» 優しいお言葉ありがとうございます(Ｔ＿Ｔ)自分のペースで更新していきます〜 (2018年11月7日 9時) (レス) id: 1f8135c296 (このIDを非表示/違反報告)
遥乃。(プロフ) - まぁ、盗作は論外ですが。 (2018年11月6日 1時) (レス) id: fb9388dbfe (このIDを非表示/違反報告)
遥乃。(プロフ) - miさん» 遅れるも何も、好きな小説を好きな時に好きなように書くサイトなんですから、気にしちゃダメですよーw 実際の小説家たちみたいに締め切り日があるわけでもないし。 (2018年11月6日 1時) (レス) id: fb9388dbfe (このIDを非表示/違反報告)
mi(プロフ) - 遥乃。さん» 遅れて本当にごめんなさい！待っててくださると嬉しいです〜〜！！ (2018年11月4日 21時) (レス) id: 1f8135c296 (このIDを非表示/違反報告)
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作者名：未詞 | 作成日時：2018年6月25日 16時
