Q1.先生との恋っていけないことなの？ ページ1
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わたしは学年の中で1番早く学校にくる。朝はやく学校にきて勉強してるの、捗るから。なんてクラスメイトには話してるけど、そんな億劫なことはしない。
わたしは恋をしている。副担任の、金澤先生。まえまで小学校で教えてたらしいけど、この春からうちの高校に赴任してきた。身長低いし、声高いし、さっそく生徒たちからいじられてるけど、ノリが良くてかわいい。
「先生、おはよ」
早く学校にきてわたしが何してるかっていうと、まず数学準備室に行く。金澤先生以外の先生たちはみんな職員室にいて、ここにくると金澤先生のことを独り占めできる。
「うわ、今日もきた」
そういいながら柔らかい笑みを浮かべる先生。先生の隣の席の椅子を引いて誘ってくれる。ナチュラルに隣案内してくれるの、特別扱いされてる感じがして好き。カバンは床において、先生が引いた椅子に座り、さらに先生のほうに身体を寄せた。
「きのうの数学全然分かんなかったぁ」
「Aさ、先生のことじーっと見て話聞いてないでしょ。だから内容入ってこないんだよ」
「バレてた」
先生もわたしの好意になんとなく気づいてて、それをいじってくる。友達と話すときはこんないじられキャラじゃないから、先生と話すと少し調子が狂う。ドキドキするし。
「そんな先生のことがすき？」
「うん、だーいすき！」
先生は机に向かって足を向けてるけど、わたしは先生に向かって足を向けてる。隣の席だから距離感も近くて、先生の太ももにわたしの膝がすこし触れている。スーツ越しなのに、なんだかわたしの火照りが伝わってきそうな気がした。意識して膝をずらすと、先生のスーツのざらついた感触がした。
「近いよ、A」
「え」
完全に意識が足元にいってたから、いきなり声をかけられてハッとした。隣に誘ったのは先生じゃん、って言おうとしたけど、その距離を触れるまでの距離に近づけたのは、紛れもないわたしだ。
「先生ドキドキしちゃうから」
冗談ぽくいうけど、なんだか真面目な顔をしている。うまく受け答えのできないわたしに、先生は続けた。
「Aが卒業したらさ、」
わたしは、恋をしている。副担任の金澤先生。先生がすきで、ずっと一緒にいたくて毎朝この数学準備室に通っている。だけど、先生がわたしをどう思ってるかとか、あんま、考えたことなかった。
「先生、」
「うん」
「先生、好きです」
「…先生も」
卒業したら、続き言わせてね。先生はそう言った。
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遥乃。(プロフ) - miさん» いえいえ！ 首を長ーくして待ってます！ (2018年11月8日 0時) (
レス) id: fb9388dbfe (このIDを非表示/違反報告)
mi(プロフ) - 遥乃。さん» 優しいお言葉ありがとうございます(Ｔ＿Ｔ)自分のペースで更新していきます〜 (2018年11月7日 9時) (レス) id: 1f8135c296 (このIDを非表示/違反報告)
遥乃。(プロフ) - まぁ、盗作は論外ですが。 (2018年11月6日 1時) (レス) id: fb9388dbfe (このIDを非表示/違反報告)
遥乃。(プロフ) - miさん» 遅れるも何も、好きな小説を好きな時に好きなように書くサイトなんですから、気にしちゃダメですよーw 実際の小説家たちみたいに締め切り日があるわけでもないし。 (2018年11月6日 1時) (レス) id: fb9388dbfe (このIDを非表示/違反報告)
mi(プロフ) - 遥乃。さん» 遅れて本当にごめんなさい！待っててくださると嬉しいです〜〜！！ (2018年11月4日 21時) (レス) id: 1f8135c296 (このIDを非表示/違反報告)
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作者名：未詞 | 作成日時：2018年6月25日 16時
