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第122話 ページ30

少女漫画の実写版が撮了する頃、俺はフジテレビのとある会議室に呼び出されていた。

呼び出された、とは言っても不穏なものではなく、スタッフさんも数十人程いる会議だ。

だが、俺は事の詳細は知らず、頭にはハテナマークが浮かんでいる。

そして何故か俺の隣には同じく困惑顔の涼もいて。なんで??

ディレクター「さて、じゃあ始めようか。」

業界でも腕利きと有名なディレクターの声で会議室内に緊張感が張り詰める。

ディレクター「まずは、これを見てくれ。」

大きなスクリーンに映し出されたのは、このテレビ局の中枢を担う幹部たちがいる会議室。

ディレクター「よろしいんですか。」

そのスクリーンの中のディレクターは局長が持っている資料に驚きを隠せない様子だ。

局長「あぁ。全ては君らに一任する。」

横に立つプロデューサーも同じ資料を見ながら何故か楽しそうに笑っていた。

ディレクター「…国民的アイドル山田涼介と、国民的スター瀬川優真…。この2人の…冠番組…。」

「え。」

山田「え?」

そして画面は切り替わり、プロデューサーとディレクターが並んでいた。

ディレクター「今ここにいるテレビ局スタッフ。君たちは僕らが一人一人厳選した何かしらの力があるスタッフ陣だ。君たちには僕らが任されたある番組を作り上げる仲間として仕事をして欲しい。そして、瀬川くん、山田くん。おめでとう、君たちの冠番組が決まったよ。」

そして再び画面は切り替わり、黒い背景に白色で【瀬川優真と山田涼介のIDOME】と書いてある。

いまいち状況が掴めずにいると、ディレクターがマイクを通して声を上げる。

ディレクター「君たち2人は幼馴染なんだよね?」

「え。はい。」

ディレクター「君たちが共に芸能人の苦手に挑む、そんな番組を作ることになった。君たちの力を貸してほしい。どうかな。」

そんな問いへの答えなんて勿論一つしかなく。

「よろしくお願いします。」

山田「よろしくお願いします。」

涼との冠は勿論嬉しいけど、それだけじゃなく、俺の力が必要だと言ってくれる人がいるのだから、それに俺の持てる全てで応えたい。

そうして俺と涼の冠番組がスタートすることが決定した。

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すい(プロフ) - コメント失礼します。私も一気読みしてしまいました。2周目に突入してます笑裏の方がどうしても出てこなくて悲しんでいます、どうしたら出てきますでしょうか、? (6月10日 0時) (レス) @page22 id: 6e6fc45b07 (このIDを非表示/違反報告)
mimi(プロフ) - 阿部さきさん» コメントありがとうございます。一気読みなんて嬉しいです、これからもゆっくりですが更新していきます、また遊びに来てくださいね。裏の方のパスワードは山田くんのお誕生日4桁となってます。そちらの方にも遊びにいってあげてください。 (6月1日 3時) (レス) id: a44aa6e714 (このIDを非表示/違反報告)
阿部さき(プロフ) - 読んでて楽しくて面白くて一気読みしました!もしよろしければ裏の方のパスワードを教えていただきたいです🙏お願いします!! (5月27日 21時) (レス) id: ba7ca9aee7 (このIDを非表示/違反報告)
あゆみ - 一気読みしました!すごく面白かったです! (5月27日 15時) (レス) @page21 id: 7a81c10cde (このIDを非表示/違反報告)
おみず - オリ/ジナ/ルフ/ラグ、外したほうが良いと思います!💦 (5月10日 21時) (レス) id: 05055a42b5 (このIDを非表示/違反報告)

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作者名:mimi | 作成日時:2023年5月4日 15時

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