山田優真少年 ページ33
4階に上がれば、直ぐに生体反応を感じる。
戦闘モードに入ってるようで、殺気がダダ漏れだ。
｢優真、行く？｣
優真｢俺悪魔みたいじゃん。｣
｢りょーかい。｣
そりゃ、クラスメイトの首絞めてたらな。
私は一瞬のうちに、轟焦凍がいる部屋に入る。
バレないのは所謂、気配を消しているから。
ナギくんも得意なコレ、私もできる。
そして、部屋に入って、物陰に1度隠れる。
それと同時に優真があからさまに物音を立てる。
轟焦凍の気がそっちにそれた瞬間、私は一気に間合いに入る。
もうそこからはあっという間。
猫騙しからの手刀。暗殺慣れしてない人で良かったよ。
モニタールームに撤収後、優真はクラスメイトに責められている。
上鳴｢あそこまでやる必要ねぇだろ！｣
まぁ、確かにそうだとは思うけども。
飯田｢もしものことがあったらどうするんだ！｣
優真は聞き流すのも面倒になったのか、反撃に入る。
優真｢……結果死んでないから……問題ない。｣
そこ言葉を受け、非難はもっと大きくなる。
オールマイト｢山田少年、時に結果より経緯が大切なこともあるんだよ。｣
その言葉に、優真は過剰に反応する。
優真｢経緯？何言ってんだ。結果が全てだよ。｣
私は口出しをせず、静かに見守る。
優真｢例えばお前は、助けられなかった人間を目の前にして、
“助けられなかったけど、努力はした”って片付けるんか？｣
その言葉にその場の全員が固まった。
優真｢その努力をいくら評価しても、助からなかった人間がいる。｣
優真｢ヒーローはかっこいい？違うぞ。
ヒーローなんて、努力してる自分に酔ってるだけだ。｣
……ねぇ、もし、貴方なら、今の私たちになんて言うの？
ヌルフフフフ、とは笑ってくれないだろうね。
私はまた優真の肩を叩く。
｢もういいでしょ、解散で。｣
授業を終えるチャイムが鳴り響いていた。
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mimi(プロフ) - 菊理さん» ありがとうございます！亀更新ですが、応援してやってください！！ (2020年6月17日 0時) (
レス) id: 2c599fbfeb (このIDを非表示/違反報告)
菊理 - とっても面白いです！更新頑張ってください！応援してます!! (2020年6月16日 18時) (レス) id: c405051fd2 (このIDを非表示/違反報告)
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作者名：mimi | 作成日時：2020年5月14日 21時
