狂人形…57 ページ27
「あははっ☆楽しみだな！
Aの瞳が俺の物になるの？夢みたい…
そしたら、俺からAが居なくなっても
その瞳はずーっと俺の傍にいるもんね！」
いや…言ってる意味が……
私は怖くて目をぎゅっと瞑った
彼の足音が少しずつ近づく
「目。瞑ってちゃダメじゃん」
『絶対開けないからね！？』
「ふぅ〜ん…？まぁいいけど」
私の顔に…
瞼に彼への手が……
『嫌だ！絶対にやだ！ここで終わるなんて
絶対に嫌なんだから！誰か！誰か助けて！
お願いだから！ねぇ…!!スバルんも！
私、そんなスバルん好きじゃない！
大ッ嫌いだから！なっちゃうから！』
固く目を閉じたまま大声で
思いっきりありのままを叫ぶ
誰でもいい…聞こえてて
「五月蝿いよ？少し黙って…?」
彼はお構い無しに私の目を開けようとする
黙るもんか、ぜーったい黙んないから！
『お願い！聞こえてたら来て！
私はここにいる！！助けてｯ』
今までに出したことのない声
動かない手足を、じたばたとうごかす
タンタンタンタン…
あ、足音
ガチャｯ
「…!!」
「あらっどうしたの？Aちゃん
そんなところで、何だか
大声が聞こえたのだけれど」
『え……あ』
目を開けて疑った
はじめに見えたのは
スバルん
少し顔を動かすと
人形がいた←
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えっちゃん(プロフ) - とても面白いです！更新頑張って下さい！！ (2016年6月10日 17時) (
レス) id: 2ecf1eb8be (このIDを非表示/違反報告)
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作者名：巫蘭 | 作成日時：2016年5月31日 21時
