人形館と愛され少女~下~【あんスタ】

狂人形…56 ページ26

彼の目は本気で



冗談ではないとすぐにわかった



怖い…やだ…



お願い…やめて



ねぇ、スバルん……貴方は



そんな子じゃないでしょ？



そんな私の心の声は通じなかった



(いや、心の声通じたら凄いからね!?)



彼はがっしりと私の手をつかむと



「怖くないから…大丈夫だから」



っと言って



無理矢理引っ張って



何処かへ連れていこうとした



いやいや！絶対怖いから！！



みなさんに質問です



目ってどうやって取るんですか？



ま、まさか…



An eye is drilled.…？←
(目を抉 りとる…？)



なんでここ英語なの！？



【駄作者の気分ですよ】



ME☆TA☆HA☆TU☆GE☆N！！！←



いや、なげーよ
てか、今更やろ？



私は昔



もの凄くグ ロい映画を見たことがある



それには今の私のような



表写もあった気がする



それを見て以来ホラーは苦手なのだ



その記憶が頭から蘇ってくる



あんなことに…なるの？



ここで私、終わるの？



いやだ、、、



やだよ



まだ、何もみんなに出来ていない



思い出作り足りないよ…



スバルんとももっと思い出作りたいんだよ？



まだおうちにあるプリン食べてないし←



やり途中のゲームのイベント終わってない←



だが、



それらの気持ちを心の中で繰り返したって



何がが変わるわけじゃない



スバルんの引っ張る強さも変わらない



相変わらず体は言う事を聞いてしまう



変わるとしても恐怖心が増すだけ



何も



何も



変わりゃしないんだ(変わってますよ？)←



どうやら目的地についたようで



歩く足がやっと止まった



と、思ったら



ヒョイっ



スバルんが私をお姫様抱っこ…



また少し歩き出す



『やだ！下ろして！おろして！！』



「暴れないで、落とすよ？いま」



え、それは嫌だな



でも、なんか違和感



口調が、声色が



スバルんじゃない…



もう違う誰かになったとでも言うの？



何もしないでいると



なんかどこかに寝かされた(仰向け)



カチャ…カチャと音を立てた後



両手足が身動き不可能となった



多分実験台みたいなのに寝てるんだろな



なんで呑気なことを言っている暇もない



「ほらみて？A。これも俺のお気に入り、自分で磨いたのすっごくキラキラしてるでしょう？これで今から…」



スバルんが見せてきたのはフォーク



それを言う彼は彼じゃない



怖い…怖いよ……



誰か…助けて………!!

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