人形館と愛され少女~下~【あんスタ】 (ページ24)

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狂人形…54 ページ24

皇帝様side

………

とりあえずひとりになれて良かった。

頭をひやしたかったんだ

何をしたかったのか

何のためにあんな事を

自分の思い込みで彼女は

そこまで過酷な道を進んでいたわけじゃない

半分僕の被害妄想じゃないか

だが

彼女の事を気に止めなかったこと

忘れようとしたことも僕の罪

Aの心につけた

消えないキズも僕の罪だ

考えすぎ…なのかな

「くそっ」

「…驚きました」

！？

「いつの間に…」

創くん

「彼女の為にその反面Aの為に
あそこまでやるとは…」

「Aの為？あれが？」

「僕の勝手な想像です
Aの紅茶に催眠薬まで入れるとは」

「僕だって手に入れたいもの
のためならどこまでだってやるよ
これでも僕は『皇帝』だからね」

「そうでしたね、」

「だが、創くん、君だって
もし僕と同じ立場なら
同じ事をしていただろう？」

「当たり前です…」

「どうしたんだい？創くん
いつもの君の感じじゃないし
Aの事も呼び捨てでさ」

「ふふっ気分ですよ
ちょっとゴキゲンなんです、今」

「そうか、それは良かったね
僕も落ち着いて体調がいいんだ」

「奇遇ですね…(ﾆﾔｯ)」

「そうだね(ﾆﾔｯ)」

「「じゃあ」」

「再開だね」

「ふふふふふふ…♪」

「フハハハハハハハハっ…♪」

人形(ゲスト)のいない
狂い狂ったお茶会の始まり

＊＊＊

英智･創編、終了