人形館と愛され少女~下~【あんスタ】 (ページ20)

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狂人形…50 ページ20

読者の皆、こんにちは

天祥院英智です

＊これからの口調迷子

皆さんは思い出したくない事を

思い出した時の苦しみ

わかりますか？

｢茶色のショートカットかい？｣

『はい』

｢あぁ居たよ…少し前、君が転向してくる
ほんの少し前だったかな？｣

｢そう、なんですか｣

｢どうしていきなりそんな事を？｣

『えっと、夢に出てきたので』

｢彼女が？｣

Aはこくりと頷いた

｢どんな夢だったんだい？｣

『それが、そこに私はいませんでした
全て彼女に変わっているんです』

本当に素直な子だよこの子は

なんでも教えてくれちゃうんだ

さっきの衣更くんの事だって

結局話してくれた

｢それを見て君はどう思ったんだい？｣

『…寂しかった。です
私の入る場所はありませんでした
積み重ねてきた物を、すべて
崩されてしまう、奪われる
そんな気分でした』

｢…そうかい｣

本当にいい子だよ

でも、僕はもう決めたんだ

A、ごめん

僕は君をころさなきゃいけないらしい