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狂人形…32 ページ2

夢主side



冷たい風が吹いていて

満点の星達が輝いている

そんな中私は目を覚ます



『…こ、ここは?』



辺りは生い茂った木々

そこに出来た神秘的な空間

月明かりが

スポットライトのように照らし出す

さっきまで館に居たのに

何でこんなところにいる?

私はさっき真緒君と居たでしょ?

なんでひとりなの?

他のみんなは?



ドサッ

『ひぃっ』



物音がした方を見ると

赤い液体…

それに…

人形


ただの人形なら良かったんだ

でもそこに落ちていたのは

明らかに真緒君そっくりの人形

多分赤い液体は絵の具だ



『なに……これ』



気が付けば冷たい感覚が手に当たる

…ナイフだ

真緒君の人形は通り過ぎて

少し奥に行ってみる



『う、嘘だ…』



また人形…

しかも凜月に司に桃李…

真くんや友也まで

さっきあった人ばかりだ

本当にそっくりな小さな人形

恐ろしくなって

怖くなって

とにかく先へと行ってみる

そこにあったのは



“ドールハウス”




『……やだ』



やだやだやだやだ!

うそだ!こんなの!

なにこれ!?意味わかんない!

イミワカンナイヨ!!




「みぃーつけた…♪」



あるひとつの影が

私の後にたっていて

銀色に光る物を

振り下ろそうとしている



『っ……!!』



硬く目をつぶった


***


『ハァ……ハァ………』


私の記憶はここまでだった

でも目をつぶった後に聞こえた言葉

あれは何だったのだろうか?



「**を貴方が*たから
私は**を*すだけ、ただソレダケナノ」



リアルな夢だった

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えっちゃん(プロフ) - とても面白いです!更新頑張って下さい!! (2016年6月10日 17時) (レス) id: 2ecf1eb8be (このIDを非表示/違反報告)

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作者名:巫蘭 | 作成日時:2016年5月31日 21時

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