忍術学園四年生の中身は令和からの暗殺者【忍たま】

★暗殺者★ ページ49

■視点 零作■

我が愛しの妹、雫が襲われてから俺は妹の元へ通っている

雫『あ、おに…ちゃん』

喉が麻痺していて上手く話せない妹の頭を撫でる

零作「無理に話すな」

妹をこんな傷だらけにした奴は許せないな

零作「俺が絶対…倒してやらぁ…」

雫『……』

俺は外出届を出して現場に向かった

場所は利吉さんから聞いたから分かっている


現場につき辺りを見渡す

木や草に付着している血痕

少し荒れている地面

学園長先生が教えてくださらなかった忍者の

身元確認が出来る物が無いか確認する

…布？

俺は濃い紺色の布を拾う

忍び装束の切れ端…か

ん？待てよつまり雫を襲った忍者の手がかり！

ｻﾞｼｭｯ

零作「ｯ!」

地面に刺さる手裏剣

危なっ！

上を見ると木の上に立つ忍者達

濃い紺色の忍び装束を纏っている…

そう考えていると頬に苦無が掠る

早い！

俺は身の危険を感じ逃げる

情けない…

ｻﾞｼｭｯ

零作「っあ！」

手裏剣が脚に刺さり一瞬動きが止まる

それでも忍術学園に向かって走る

でも、待てよ？

これじゃ忍術学園にあの忍び達が…

雫と同じ思考が頭を過ぎる

俺は止まって小刀を出す

雫とお揃いだ☆良いだr零作「ｯ!」

矢が飛んできた

零作「ﾁｯ
餓鬼一人に大人数でかかってくるなんてなぁ？！！
掛かって来いよ…」

俺は苦無を構えた


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