★暗殺者★ ページ39
四人もまとまっている部屋なのに静寂だ
ここ最近四年生は皆下級生を避けていた
きっと「綺麗で純粋な下級生を汚したくない」という感じだろう
でもいつまで経ってもそれだったら
生きづらいだろ?
滝夜叉丸「忍になったからには……
こういうのを覚悟しな…きゃ…」
必死に話す滝夜叉丸は今にも吐きそうだった
喜八郎は踏子ちゃんを抱えて壁に寄り添っていた
三木ヱ門はただ遠くを見つめるだけだった
こういった場合私はどうすればいいのか分からないな
雫『…覚悟は決めていたはず
こんなに落ち込んでいたら
この先何も出来なくなるよ。』
私は立ち上がり壁に寄りかかる三人を抱き寄せた
三人とも近くにいたので一気に抱き締める
雫『大丈夫、大丈夫、大丈夫……』
私は三人を安心させるようにそう言った
こうされるのが一番落ち着く
▷▷▷
「大丈夫よ大丈夫」
「ごめんね……」
◁◁◁
「雫」
雫『ッッ!』
零作「あ、起きたか」
いつの間にか寝ていたようで気付いたら
兄が目の前にいた
空が茜色に染まっていたのでもう夕方か、と
喜八郎を撫でながら思った
仙蔵「零作が何も言わないなんて珍しいな」
文次郎「あぁ…何か起こるんじゃないか?」
兄と一緒に来ていた二人は首を傾げる
零作「だって仕方ないだろ〜」
そんな会話をしている三人に微笑みながら
滝夜叉丸と三木ヱ門も撫でた
零作「って事で〜俺も抱き締めて撫で撫でして!!」
仙蔵「やっぱりな」
文次郎「雫、飯食いに行くか」
雫『はい!文次郎先輩!』
★
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ロゼ(プロフ) - ジーナさん» いえいえ! (2019年6月27日 19時) (レス) id: 5cdffbbcc0 (このIDを非表示/違反報告)
ジーナ(プロフ) - ロゼさん» 教えてくださり、ありがとうございます! (2019年6月27日 18時) (レス) id: 5d4a55a6f3 (このIDを非表示/違反報告)
ロゼ(プロフ) - ジーナさん» コメントありがとうございます!楽しく読んでくださっているなんて嬉しいです!夢主ちゃんのお兄さんの名前は零作(れいさく)という名前です! (2019年6月27日 18時) (レス) id: 5cdffbbcc0 (このIDを非表示/違反報告)
ジーナ(プロフ) - 楽しく読ませてもらっています!今更なのですが、夢主ちゃんのお兄さんの名前ってなんて言うんですか?(漢字が読めなくて…) (2019年6月27日 15時) (レス) id: 5d4a55a6f3 (このIDを非表示/違反報告)
ロゼ(プロフ) - 甲賀聖奈さん» ありがとうございます!その様なコメントを頂けて嬉しすぎてニヤけてしまいましたw 応援ありがとうございます!ご期待に叶うかどうか分かりませんが頑張りますね!(*´▽`*) (2019年6月3日 5時) (レス) id: 5cdffbbcc0 (このIDを非表示/違反報告)
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作者名:ロゼ | 作者ホームページ:http://uranai.nosv.org/u.php/hp/rloze00000/
作成日時:2019年5月26日 6時