忍術学園四年生の中身は令和からの暗殺者［二］【忍たま】 (ページ45)

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★暗殺者★ ページ45

数馬「僕はどうせ…僕はどうせ…」

授業中、後ろでどんよりオーラを放っている数馬

何故四年の教室に居るんだ？

滝夜叉丸「雫、なんで後ろを見ている？
何もないじゃないか」ﾎﾞｿｯ

雫『お前見えないのか』ﾎﾞｿｯ

滝夜叉丸「何が？」

雫『やっぱ良いや』

授業が終わり座り込んでいる数馬に近づく

まだどんよりしているのか

雫『数馬』

数馬「！
雫せんぱぁぁぁい……」

私が話しかけるなり泣く数馬

一体何があったんだ数馬

数馬「皆に無視されると思ったら
存在すらも忘れられてるし！
同級生や伊作先輩にも忘れられて……
僕、雫先輩が気づいてくれて……」

とりあえず数馬を抱き締める

数馬「せ、先輩？」

雫『私は数馬を忘れないよ
今は思いっきり泣きな』

数馬「う、うぅ……うわぁぁぁぁぁぁぁん！！」

いつの間に先輩らしくなったんだろうか

私は数馬の頭を撫で続けた

数馬「う、うぅ…ありがとうございました…」

雫『うん
また話せば良いよ』

利吉さんが言ってた

影が薄いのは忍者にとってとても有利だと

まぁ暗殺者も殺し屋も皆そうだよな

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