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「A…」


 私を見たジョンハンは、驚いたように目を見開いて、それから困ったみたいに視線を泳がせた。
 私もなんて言ったらいいのか分からなくて、扉を閉めたあと、そのままそこに立ち尽くしてしまう。



 そっと近づいてきたジョンハンは、俯いて視線を合わせないまま小さく呟いた。


 「…ごめん」


 その言葉に、私はハッと顔を上げるけれど、すぐに次の返事が出てこない。

 


「…もっと、早く気づいてあげられなくてごめん…。
 俺がすぐ助けに行けなくてごめん、」


 視線を落としたまま、ジョンハンはぽろぽろと零すように言葉を漏らしていく。その声色がなんだかとても寂しくて、私は横にだらりと垂れた彼の手を握った。
その手は最初は弱々しく、それからきゅっと強く私の指を握り返した。



 「…別に、ジョンハンは何も悪くないでしょ…」


 伝えたい言葉はもっとあるのに、彼の声にきゅうと喉を締められたみたいに苦しくなって、上手く言葉が出てこない。
 目元に影を落とす前髪が風に揺れて、ちらちら見える瞳はあまりにも暗かった。



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設定タグ:seventeen , ジョンハン , セブチ
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(プロフ) - クマ!さん» そう言って頂けてめちゃくちゃ嬉しいです…!!続きも楽しんで頂けるよう頑張ります!ありがとうございます🥰 (2022年9月29日 3時) (レス) id: 54815ccb82 (このIDを非表示/違反報告)
クマ!(プロフ) - このお話凄く好きです(๑˃̵ᴗ˂̵) 更新楽しみにしてます😆! (2022年9月28日 23時) (レス) @page28 id: d3bc43a704 (このIDを非表示/違反報告)
(プロフ) - 凌さん» すみません、確認不足でした💦 ご指摘ありがとうございます!助かりました!! (2022年8月15日 10時) (レス) id: 54815ccb82 (このIDを非表示/違反報告)
(プロフ) - お-リ-ふ-ラ外しましょう (2022年8月15日 8時) (レス) id: 10600dccf7 (このIDを非表示/違反報告)

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作者名: | 作成日時:2022年8月14日 2時

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