37(JHside) ページ37
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ミンギュは言いにくそうに視線を泳がせ、下唇を噛む。
その仕草になんだか異様な胸騒ぎがして、急かすように投げた言葉は、自分でも思った以上に語気が強かった。
「は？なに？なんだよそれ」
「いや…その……
…いじめられてる…みたいなんだよね、Aちゃん…」
頭にガツンて、鈍器でも落とされたような衝撃。それが誰のせいかなんて、その後のミンギュの説明なんか聞かなくてもわかった。
だから続けられたミンギュの言葉は、ほとんどただの答え合わせ。足元から沸き起こるような怒りと、不甲斐なさと、浮かれてた自分を戒めるような変な冷静さで、思わず強く頭を抱え込んだ。
「あの、この前2.3年合同だった体育のときさ、ヒョンがAちゃんのこと助けたじゃん？なんかそれで他の女の子達が、Aちゃんのことやっかんでるみたいな感じらしくて…。Aちゃん転校生だし、まだそんな味方になってあげられる子もいないっぽくてさ…。
もちろん俺も助けようとしたんだけど、教室じゃない場所でなにかされてる？みたいな感じで…だから教室出る時は着いてくよって言ったんだけど、余計目付けられるだけだから何もしなくて大丈夫って言われちゃって…。
あと、ハニヒョンが知ったら責任感じさせちゃうかもしれないから黙っててって言われてたんだよね…」
自然と口から深いため息が漏れた。
確かにそんなの、今までのこともあるし、ちょっと考えればすぐ想像できそうなことなのに。もっとAの様子が変だってことに、なんで疑問を持たなかったんだろう。
「はぁ…？なんだそれ…、責任とかそんなの、Aが気にすることじゃ……ってかどこの誰？いじめてんのって…、今、Aどこにいんの？」
立ち上がろうとすると、スンチョルにぐっと腕を引き止められた。俺が強くスンチョルの方を見つめると、負けじと強い目線で見つめられ返す。
「待てよジョンハナ、ちょっと落ち着けって、」
「こんな状況で落ち着けって…！？
はぁ、まじで信じらんない、俺、何も知らずに…」
「…気持ちはわかるけど、確かにAちゃんの言う通り、今俺たちが出ていっても事態を悪化させるだけかもしれないだろ…。とりあえず学校側に相談しよう、」
「学校側にって…それでどうにかなんのかよ…。ってか、じゃあそれまでの間放置しろって…？」
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。(プロフ) - クマ！さん» そう言って頂けてめちゃくちゃ嬉しいです…！！続きも楽しんで頂けるよう頑張ります！ありがとうございます🥰 (2022年9月29日 3時) (
レス) id: 54815ccb82 (このIDを非表示/違反報告)
クマ！(プロフ) - このお話凄く好きです(๑˃̵ᴗ˂̵) 更新楽しみにしてます😆！ (2022年9月28日 23時) (レス) @page28 id: d3bc43a704 (このIDを非表示/違反報告)
。(プロフ) - 凌さん» すみません、確認不足でした💦 ご指摘ありがとうございます！助かりました！！ (2022年8月15日 10時) (レス) id: 54815ccb82 (このIDを非表示/違反報告)
凌(プロフ) - お-リ-ふ-ラ外しましょう (2022年8月15日 8時) (レス) id: 10600dccf7 (このIDを非表示/違反報告)
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作者名：。 | 作成日時：2022年8月14日 2時
