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そう漏らした彼の身体は、なんだかいつもより一回り小さく見えて、すぼめられた肩が弱々しくて、その言葉はおそらく、彼の一番弱い部分から零れたものだと分かった。
なんでそんなこと言うのって、そう彼を分かったような口振りで諭すのは簡単だ。けれど、触れれば散ってしまう花びらのように揺れる今の彼に、私はそんなふうに簡単に手は伸ばせなかった。
「…授業は…みんながそうやって好き勝手騒ぐから、出れないの？」
聞いてほしくないのかもしれないと思ったけれど、これは私の自己満足かもしれないけれど、もし彼が今私に弱さを見せようとしてくれているなら、私はもっと彼のことを知りたいし、その気持ちに寄り添いたかった。
「んー……まぁ、なんていうか、別に何したわけでもないんだけど、入学早々俺のファンクラブみたいのできてたらしくてさ」
「…あー…確かに出来そうだよねファンクラブとか…」
「それでなんか、だんだん自分の授業抜け出してまで俺のこと見に来ちゃう子とか、隠し撮りとか出てきて、さすがに学校も困るって言うんで、先生たちが保健室とか空き教室で受けれるようにしてくれたんだ。
まぁサボるのは自己責任っちゃ自己責任だけど、俺のせいでその子たちが単位落とすとか嫌だし、クラスのみんなの邪魔すんのも嫌だし。普通に仲良かった男のクラスメイトでも、女の子と繋がりたいがために俺の連絡先を流すようなやつもいて、教室に行くのやんなっちゃったのもあるかな」
ジョンハンは淡々と喋っていたけれど、そうやって自分の意思に関係なく周りのせいで授業も出れなくて、文化祭や体育祭だって、思うように楽しめなかったのかもしれない。一度しかない高校生活なのに、自由や楽しみを奪われて、本当はその表情ほど、それはなんでもない事なはずないんだ。
でもきっと、まだ知り合って間もないけれど、彼は普段わがままでジャイアンなくせに、そういうところはわがままになれないんだろう。
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。(プロフ) - クマ！さん» そう言って頂けてめちゃくちゃ嬉しいです…！！続きも楽しんで頂けるよう頑張ります！ありがとうございます🥰 (2022年9月29日 3時) (
レス) id: 54815ccb82 (このIDを非表示/違反報告)
クマ！(プロフ) - このお話凄く好きです(๑˃̵ᴗ˂̵) 更新楽しみにしてます😆！ (2022年9月28日 23時) (レス) @page28 id: d3bc43a704 (このIDを非表示/違反報告)
。(プロフ) - 凌さん» すみません、確認不足でした💦 ご指摘ありがとうございます！助かりました！！ (2022年8月15日 10時) (レス) id: 54815ccb82 (このIDを非表示/違反報告)
凌(プロフ) - お-リ-ふ-ラ外しましょう (2022年8月15日 8時) (レス) id: 10600dccf7 (このIDを非表示/違反報告)
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作者名：。 | 作成日時：2022年8月14日 2時
