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最初こそぎこちなかったけれど、数日もすればジョンハン呼びも馴染んできた。もちろんそれは2人きりのときだけという約束も守られている。
けれど、お昼の屋上はスンチョル先輩やジョシュア先輩のどっちかが来たり来なかったり、時々ミンギュくんたちが顔を出したり、ふたりの時間は案外少なくて、それが不満だったのか、私たちはいつの間にか一緒に帰るのが決まりのようになった。
彼はやはりこの学校のアイドルみたいな存在だからか、一緒に帰るけれど、待ち合わせはいつも校門を出て少し進んだところ。
特に何か言葉の約束を交わしたわけではなかったけれど、いつの間にか私たちの間にはそんな"いつも"ができていた。
｢あ、プリクラ｣
｢プリクラ？｣
｢ねぇ撮ろうよ｣
｢えぇ、ふたりで〜？｣
｢A友達いないからどうせ普段撮んないだろ？ほら、早く！｣
｢…別に友達はいますけどね！！｣
ずっと工事中になっていた、駅近くの建物の正体はゲームセンター。この前まで覆われていたシートが外れて、賑やかな音楽と眩しい光が入口から溢れだしている。
ジョンハンは私の返事を待たずにさっさと中に入ってしまった。最近日差しが強くなりだしたので、冷房の効いたその空間が気持ちいい。
｢どれがいい？｣
キラキラしたメイク直しの鏡と、いくつかのプリクラ機が並んだ前で、ジョンハンは両手を広げて首を傾げた。
先程の彼の言葉通りではないが、実は私はプリクラをほとんど撮ったことがない。昔から、仕事柄転勤の多かった父のせいで、私も小さい頃から転校、転校の繰り返し。なかなか連絡が続く友達や、心から親しい友達は出来なかった。
たまたま学期終わりや学年終わりまでいられた時は、クラスのみんなで〜とか撮る機会はあったけれど、こんな風に友達とふたりで撮るのは初めてだ。
｢…んー、なんでもいいよ｣
｢え〜そう？じゃあどれにしようかなぁ〜｣
｢ジョンハンはよく撮るの？｣
｢まぁ、スンチョルとか、ミンギュ達とかとも撮るときあるよ。俺、1年ときバスケ部だったから、今もたまに顔出すんだ｣
｢ふーん、ってことは、今は辞めちゃったの？｣
｢ん、まー色々あってね｣
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。(プロフ) - クマ！さん» そう言って頂けてめちゃくちゃ嬉しいです…！！続きも楽しんで頂けるよう頑張ります！ありがとうございます🥰 (2022年9月29日 3時) (
レス) id: 54815ccb82 (このIDを非表示/違反報告)
クマ！(プロフ) - このお話凄く好きです(๑˃̵ᴗ˂̵) 更新楽しみにしてます😆！ (2022年9月28日 23時) (レス) @page28 id: d3bc43a704 (このIDを非表示/違反報告)
。(プロフ) - 凌さん» すみません、確認不足でした💦 ご指摘ありがとうございます！助かりました！！ (2022年8月15日 10時) (レス) id: 54815ccb82 (このIDを非表示/違反報告)
凌(プロフ) - お-リ-ふ-ラ外しましょう (2022年8月15日 8時) (レス) id: 10600dccf7 (このIDを非表示/違反報告)
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作者名：。 | 作成日時：2022年8月14日 2時
