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｢ってか、俺だけまだ知らないんだけど｣
｢何をですか？｣
｢Aの連絡先｣
｢あ…そういえばそうだった…｣
｢はぁ〜普通俺が一番最初だろ｣
校門を出て学校から離れると、彼の歩幅は私に合わせて少し狭くなった。途端にふたりの距離が近づいて、私は思わず歩調を緩める。
ポケットに手を突っ込んだ彼の肘が、歩くたびトントンと私の腕に触れてくる。気づいていないのかわざとなのか、ただただ何も気にしていないのか。
私には彼の真意が分からなくて、彼といると首を傾げてばかりだ。
｢普通って、どういう理屈ですか｣
｢…だって、俺が最初にAと友達になったのに。
なんだかな〜、あっという間にミンギュたちとも仲良くなってるし｣
｢…ヤキモチ妬いてるんですか…？大丈夫ですよ、先輩とミンギュくんたちとの間に割って入ろうなんて思ってません｣
｢ぶはっ｣
大真面目な私に、拗ねた横顔をしていたはずのジョンハン先輩は急に吹き出して顔をそらした。しばらく笑い声を堪えるように肩を震わせてから、口元を抑えたまま私の方を振り返る。
｢面白すぎでしょ…なんでそっち？｣
｢そっちってどっちですか？｣
｢ヤキモチの方向がさぁ……いや、いいや、わかんなくて。
俺、Aのそういうとこ好きだよ｣
不意打ちで彼が私の頭をポンポンと撫でたので、思わず身体を固まらせてしまう。けれど直ぐに、｢真面目そうな顔でアホなところ｣と付け加えられた言葉に、胸を揺らしたときめきは遠くの彼方へ去っていった。
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。(プロフ) - クマ！さん» そう言って頂けてめちゃくちゃ嬉しいです…！！続きも楽しんで頂けるよう頑張ります！ありがとうございます🥰 (2022年9月29日 3時) (
レス) id: 54815ccb82 (このIDを非表示/違反報告)
クマ！(プロフ) - このお話凄く好きです(๑˃̵ᴗ˂̵) 更新楽しみにしてます😆！ (2022年9月28日 23時) (レス) @page28 id: d3bc43a704 (このIDを非表示/違反報告)
。(プロフ) - 凌さん» すみません、確認不足でした💦 ご指摘ありがとうございます！助かりました！！ (2022年8月15日 10時) (レス) id: 54815ccb82 (このIDを非表示/違反報告)
凌(プロフ) - お-リ-ふ-ラ外しましょう (2022年8月15日 8時) (レス) id: 10600dccf7 (このIDを非表示/違反報告)
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作者名：。 | 作成日時：2022年8月14日 2時
