フランの過去と姉の気持ち ページ3
フランが生まれた時、お母様もお父様ももちろん私も喉が枯れそうなくらい喜んだ。だけど、ある日フランの能力が分かってからお母様達の態度が変わった。そう、フランを避けるようになった。能力が分かってから少したったある日の事、お父様がフランを地下に閉じ込め、力を狂わせない様にしろ、とメイド達に命令した。私は必死にお願いした。私がフランの面倒を見る!暴走した時は、私が止めるからって、でもそんな事許されなかった。そのままフランは、何も知らないまま、私達の勝手で地下に閉じ込められた。そのせいで、フランはおかしくなりフランの様子を見に行ったお母様とお父様を殺してしまった。
ねぇフラン。貴方は怒っているわよね。私を憎んでいるわよね。でも、それも仕方ない事。もともと私のせいなのだから。でも、もう仲直りしましょう?私も悪いと思っているわ。本当にごめんなさい。フラン、貴方が私を許してくれるなんて、甘い考えはしてない。でも、少し我儘をいわせて。私の話をきいて。私の目を見て。貴方の気持ちを教えて。それだけで良いの。それさえしてくれれば、もう満足よ。貴方が許してくれなくても、私を憎んで、恨んでいても、いいわ。だから、もう、嘘をつかないでいいの。私も貴方の前では本当の自分でいるわ。
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作者名:ミセスジョン | 作成日時:2017年12月20日 0時