第8話 ページ9
夏に差し掛かって、てつやの家もクーラーをつけだした7月
いつも通り時間より少し早めにてつやの家に行くと、女の子の靴が置いてあった
嘘でしょ？遅刻魔なはずなのに俺より早いなんて
リビングに向かうと人の姿はない。確かに靴はあったのに
不思議に思いながらカバンを置くと、ソファの方に彼女が寝ているのを見つけた
クーラーをつけた部屋、Tシャツにスキニージーンズ。彼女は夏でも足を出さない
リスナーさんの目を気にしてるんだろうな、俺はAが眠るソファの横に座って頭を撫でた
髪柔らかいな、Aも髪染めたことないって言ってたっけ
シャンプーの香り、どこのだろう。髪には結構気を使ってるの知ってるよ
A「んー…」
唸ってもっと丸い体制をとるA。ただでさえ小さいのにもっと小さくなって
持ち運べそう、なんて考えた俺はサイコパスかもしれないね
りょう「あんま無防備になんないでよ」
俺たちだって男なんだから、そう言うけど君は夢の中
彼女の髪を撫でながら、おでこにキスをする。目をキュッと瞑って、またすやすや眠った
唇じゃなきゃ起きないか、なんてね
りょう「Aー風邪ひくよー」
背中を優しく叩くと、うっすら目を開けて俺の存在を確認する
寝ぼけているのか言葉を発さず、ただぼーっと俺を見つめていた
A「…りょうくん」
りょう「そうだよ」
A「今、何時…？」
りょう「10時ぴったり」
虚ろな目を擦って無理やり起きようとする
本当に可愛いんだから、こんなの誰にも見せたくないなぁ
りょう「起きた？」
A「起きた！」
寝起きはいい方だな、なのに遅刻するんだな
遅刻する理由はなんだっけ、起きれるんだけど朝の準備に時間がかかるんだっけ
マイペースなところがあるからな、朝は尚更のんびりになっちゃうんだろうね
インターホンがなった。今日はしばゆーも集まる日だからきっとしばゆーか虫さんだろう
としみつはまた遅刻かなぁ
A「てつやんちでクーラー使うとうちでつけなくて済むんだよねぇ」
集まった時に冷えてた方がいいでしょ、と小悪魔的な微笑み
ずる賢いなぁ、そんな君も大好きだよ
その後2人でてつやの顔に水をかけたのは言うまでもない
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みーちゃん - とてもいい小説でした！かっこいいりょうくんにときめいてしまいました！長編小説お疲れ様でした！これからもよろしくお願いします！ (2020年4月10日 22時) (
レス) id: 8322de4249 (このIDを非表示/違反報告)
ぺそ(プロフ) - とーこさん» ありがとうございます！冬休みが終わってしまったのでだいぶゆっくりになりますがよろしくお願いします(_ _) (2019年1月13日 12時) (レス) id: 18f59d4d1c (このIDを非表示/違反報告)
とーこ - おおおお(泣)すごい！！&長編小説完結お疲れ様です、、次の小説も(長編も短編も)楽しみにしてます！！！ (2019年1月12日 22時) (レス) id: 715a1e2f2d (このIDを非表示/違反報告)
ぺそ(プロフ) - とーこさん» 趣味丸出しです笑 どうにか完結まで行けました、応援して下さりありがとうございました！ (2019年1月12日 17時) (レス) id: 18f59d4d1c (このIDを非表示/違反報告)
とーこ - うわ、、、すごい、、狼りょうくんかっこいいですね。。。 (2019年1月11日 20時) (レス) id: 715a1e2f2d (このIDを非表示/違反報告)
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作者名：ぺそ | 作成日時：2019年1月3日 19時
