無防備な赤色【東海オンエア】

第20話 ページ21

どうも、虫眼鏡です。最近の趣味はりょうくんとAの様子を見ることです


りょうくんの気持ちに気づいたのは半年前くらいだ

僕が東海オンエアに招かれた時からAは男の中に溶け込んでいて、距離感には違和感を感じなかった

けどりょうくんだけあからさまに視線に熱がこもっていた

あーんな熱い視線送られてるのに当の本人はいつも通りとしみつとじゃれている

あれじゃ頭抱えるよね、同情するよ


さぁ、ここからは僕の実況と致しましょう


Aさんはとしみつの膝の上に乗ってスマホをいじっている

としみつもそれに違和感を全く感じず受け入れて彼女のスマホ画面を見ていた

りょうくんもこれは日常茶飯事だからなのか視線を送らない。もう慣れているのだろう


A「あ、見てこれ」


Aが楽しそうにスマホの画面を指さした

この2人は気が合うのか波長が合うのか、同じようなことを話題にあげたりする

趣味がすごく合う訳ではないけど、何となく落ち着くから一緒にいるのだろう


としみつ「これAに似合いそうじゃん？」


おっと、ここで洋服の話題が来た

としみつはなんの意図もなく、普通にAに似合いそうだからそう口にしたのだろうけど

さすがのりょうくんもここはぴくりと反応した、視線だけ2人に送っている

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