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向日葵 ページ6
*
首筋からじわりと汗が流れてシャツの中。
私は喉をごくりと鳴らした。
2度目の告白。そして、あなたにする最後の告白。
私が零すのは笑顔?涙？それはさ、あなた次第だよ。大丈夫。今度は泣いてもあなたには慰めてもらわない。
自分独りで泣いて、叫んで、苦しんで。ベッドの枕を濡らすだけだよ。
俯いていた顔を上げた。
「 巴くん...? 」
「 Aちゃん。向日葵、綺麗だね 」
「 え？ 」
「 向日葵、僕は好きだよ 」
湿った肌が密着した。鼓動が早まって、早まって、煩くて。
目の前にいるのは、私を今包み込んでいるのは?私が一年前から恋焦がれていた、愛しい人だ。
口元が緩んだ。涙が溢れた。悲しかったからじゃない。
「 遠回しな言い方しないでよ... 」
「 ちょっちょっ!!なんで泣くかな君は!!僕は君の笑顔が好きなのにさ!! 」
親指で拭われた熱い涙。
「 だから笑って笑って!!それがいい日和!! 」
一輪の向日葵がふわって咲いた。
＿＿fin.
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作者名：Rua | 作成日時：2017年7月24日 11時
