今日:3 hit、昨日:0 hit、合計:9,555 hit
小｜中｜大
1 ページ1
*
心地よい夏の風が明るいあなたの髪を揺らした。
あの日、私はあなたに想いを告げたね。あなたは覚えていますか?
何故かあなたは自信満々な態度で私をフってさ、あなたはアイドルなのに思わず腕を振り上げてしまいそうになったのを鮮明に覚えているよ。
酷いフられ方をした。でも何故だろうね。私はあなたが諦められなかったんだ。
だってさ、私が涙を流した時にあなたは傍にいてくれた。ハンカチを私に差し出してさ。
あなたにベタ惚れみたいだ。一回フられたくらいじゃ私は諦められない。
「 巴日和くん 」
引っかかりそうになる喉。震える腕に力を入れて、枯れそうになってしまうような声を出した。
「 好きです 」
7月30日、午後14時。
私はあなたに２度目の、そして最後の告白をする。
*
この小説をお気に入り追加 (しおり)
登録すれば後で更新された順に見れます 24人がお気に入り
お気に入り作者に追加
違反報告 - ルール違反の作品はココから報告
作品は全て携帯でも見れます
同じような小説を簡単に作れます → 作成
この小説のブログパーツ
作者名：Rua | 作成日時：2017年7月24日 11時
