転校生に恋をした彼

家にて ページ20

錦子side

ﾊｧﾊｧﾊｧ…

どんだけ、走ったんやろ。
なんで、涙出てくるねんやろ。

大倉くんは何にも悪くないのに、逃げてしまった。

錦「うぅ…ﾎﾟﾛﾎﾟﾛ」

ﾀｯﾀｯﾀ…ｶﾞﾁｬ

亮「おかえり〜ってどうしたん？！錦子！！」

錦「亮…にぃ…ｸﾞｽﾞｯ」

また亮にぃに迷惑かけてもうてる。

亮「まず、リビング行こ？そこで話教えて？」

ﾄｺﾄｺ…ｶﾞﾁｬ

ﾎﾞﾌｯ

亮「どうしたん？」

錦「あのね…大倉くん達と帰ってたの…ｸﾞｽﾞｯ」

亮「うん」

錦「その時に体育祭の話になって、前の高校ではどんなんだった？って大倉くんに聞かれて…」

亮「うん…それで？」

錦「それで、虐められてた事を思い出しちゃって…ｸﾞｽﾞｯ大倉くん、何も悪くないのに逃げてきちゃった…」

亮「そうか…確かにこれは大倉悪くないな」

錦「だから…申し訳なくて…私まだ過去の事話せてないから…」

亮「じゃあちゃんと話そ。多分、俺からにしたらあいつらは錦子の友達やと思うで？」

友達…

錦「そう…なんかな…ｸﾞｽﾞｯ」

亮「俺はそう思うで。だってさ、あんなに楽しそうな錦子見たの久しぶりやったから。あいつらは大丈夫。」

確かに…私笑ってなかったのに、大倉くん達と話していたら自然と笑顔になってたかも…

錦「そうかもしれない…」

亮「じゃあ、ちゃんとあいつら3人には言おな。まだ急やなくていいからさ」

錦「うん…！亮にぃありがとう」

亮「大丈夫やで笑」

錦「やっぱり、亮にぃ大好き…」

亮「俺もやで。」

亮にぃって本当に優しい…

亮「よし、じゃあご飯作ってくるわ」

錦「うん！晩御飯なぁに？」

亮「何がいい？」

錦「焼きそば…///」

亮「いいで笑焼きそばにしよな」

やった…///

錦「亮にぃの焼きそば(◍•ᴗ•◍)」

亮「ふっ笑」

錦「あっ着替えてくるね」

亮「着替えたら降りておいで」

錦「はーい」









、









亮にぃがお兄ちゃんで良かった

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