ポアロと私2〜ミルクティー〜

とりっぷ44 ページ9

『わー！！！！ほっとけーーーき！！』

少し遅いおやつにテンションが上がる。
コナン君は呆れた顔で私を見ているが…

そういう顔も可愛いよコナン君！

コナン「可愛くねーよ！」

あちゃ、声に出してた。

『くっくっく…今日こそは抱っこさせてもらうで』

コナン「ホットケーキで頭おかしくなったよね！？やめて！！！」

『堪忍せえ！！』

コナン「赤井さあああああああああん」
＊
安室side

やってしまった、やってしまった…

彼女にあんなところを見られた、これはやばい、と公安にあってはならない焦りを隠しきれない。

あれは、梓さんの髪の毛にゴミがついてて取っただけなのだけど…最近ムラムr…しているせいであんなことを…

彼女の性格から見るに、ヤキモチ妬くだろう。
そういうところも可愛いけど…。
とにかく早く誤解を解かなければ。
＊
『帰らない〜』

コナン「帰れ〜」

『いや〜』

コナン「いや〜」

ﾀﾋんだような目でオウム返しをするコナン君。
ホットケーキを食べ終えてくつろいでいる時にタブーにしていた話題を出されてしまった。

コナン「安室さんが、心配してるよ？」

し て な い

そんなうるうるしたかわよいお目目でこっちを見たって無駄だぞ高校生。

『詐欺師め』

コナン「んだと？」

なんともガキらしい言い合いに赤井さんが微笑ましくこちらを見る。
赤井さん、いつからお父さんになったの…

『安室さんには、梓さんがいるもん。』

コナン「(ヤキモチか…)」

『コナン君と赤井さんがいれば十分。』

コナン君の小さな体を抱きしめる。
子供体温、、ぽかぽか温かいな、と綺麗な首すじに顔を乗せると、くすぐったそうにコナン君が動いた。

…これはかわいいぞ

『かわいいなあ』

コナン「きもちわるいこのろりこん」

『…』

コナン「おばさん？平気？」

今日のコナン君なんか生意気だぞ！！！！
おばさんというワードにかなり傷ついたから、仕返しに腹ちぎれるくらいコナン君を抱きしめた。

コナン「(だあ…あたってるんだよ馬鹿！高校生って知ってて俺のこと抱きしめるか！？)」

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