こんな私と釣り合う訳ない！！(安室透)

出会い10 ページ14

安室「…！Aさん…ありがとうございます。なんだか照れますね…笑笑」

ぼけーっとオムライスと一緒に並べられていたサラダを頬張っていた私。

はっとして安室さんの方を見ると、安室さんはとても嬉しそうに笑っていた。

これも偽りの顔かな？？そう一瞬疑ったが、アニメでは見たことがないくらいに優しく笑っているのだから、嘘ではないのだろう。

私しか見たことのない顔…だったりして。

『いえいえ。助けてもらっていなかったらどうなっていたか…。感謝しきれません…。それと、このオムライス本当に美味しいですね！こんなに上手く作れるなんて羨ましい限りです。』

安室「はは…ポアロで色々作っている内に、料理が上達したんですよ…」

『ハムサンド美味しいってコナン君も、パン職人さんも言ってましたもんね〜！！』

安室「好評で嬉しいですよ笑笑」

そんなたわいない話をしていたら、あっという間に食べ終えてしまった。
ｰｰｰｰｰｰｰｰｰｰｰｰｰｰ
安室＆あなた「『ごちそうさまでした！！』」

はー…安室さんの料理美味しすぎるなあ。
アニメで安室さんは料理上手い、って分かってたけどそれ以上だよ…。

『私、皿洗いしますので、安室さんは先にお風呂沸かして入っちゃっていいですよ〜！！』

ジャー…と流れる水に、洗剤のシャボンの匂いが交じり、いい匂いだ〜と呟く。

この匂い気に入ってるんだよなあ…。

安室「え？いいんですか！？僕なんか居候しているのに…一番風呂なんて失礼ですよ！！」

『いやあの…料理もつくってもらったし、助けてもらったし…。どうぞゆっくり入ってください！！』

なんでそんなかしこまってるの！？
私の家なんか荒らしてもいいんだよ！！！！？

安室「…で、は、お言葉に甘えて…。」

『ゆっくりどうぞ〜！！』

安室「あ、あとお願いがあるんですけど…」

『？？』

安室「僕のことは、"零"って呼んでください。それと…敬語じゃなくていいですよ。気まずいと思うので…。」

『…！？！？え、あの…！』

名前呼びいいんですかあ！？！？と聞こうとした時には、安室さんは浴室に消えてしまっていた。


名前呼びなんか許されることか…？？
赤井さんに…いやコナン君…いや風見…

いや。全国＆米花町の安室さんファンに殺 され…。

どうしよう。推しキャラが…恋愛対象になりそう。

抑えろ！！私ィ！！！

こんなにテンパるものだから、お皿1枚割ってしまった。

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