こんな私と釣り合う訳ない！！(安室透)

出会い9 ページ13

あの後、私なんかを襲ってしまった黒い人は、安室さんに通報され無事に逮捕された。

いろいろ警察の方から聞かれたが、そこは安室さんが対応してくれた。

…さすがだ。公安。
ｰｰｰｰｰｰｰｰｰｰｰｰｰｰ
『やっと帰れた…』

自分の部屋に戻ってくるのがこれほど嬉しかったことはないで。うん。

テーブルの上には安室さんが作った料理が並べられている。なんとオムライス…！！

冷めちゃっただろうな…悔しい…。

安室「夜にオムライスはキツいかな…と思ったんですが…僕が食べたくなってしまって…。」

『いや！！全然！？オムライス大好きですよ！？美味しいですよね！？(語彙力)』

何故か問いかける形になってしまった私。
なんかもう私末期かな？

安室「ふふ…なら良かったです。じゃあ、食べますか！」

笑った…！！！？？？
ちょっと動悸が…っ
ｰｰｰｰｰｰｰｰｰｰｰｰｰｰ
『ホカホカだ〜！！』

冷めてしまったオムライスを、レンジで温めなおし、冷蔵庫からケチャップを出す。

『安室さん！！ケチャップ私がかけちゃっていいですか？？』

安室「全然いいですよ^^*ありがとうございます！」

安室さんに了承を得て、ケチャップをかける。
私の家は、ケチャップで文字を書くのが好きで、(チーズトーストかオムライスに書くんだよ)先端が細く、文字を書きやすいものを使っている。

『(これで…お礼を…！)』

ホカホカしている安室さんのオムライスに、私は、

«さっきはありがとう！ »
と小さく書き、その下に私が好きな猫を書いた。
タメになってしまったがこの際気にしないぞ！

で、自分のには適当にニコちゃん書いといた。
ｰｰｰｰｰｰｰｰｰｰｰｰｰｰ
『安室さんの作ったオムライス美味しそう…！！いただきまーす！！』

安室「いただきます！」

遅くなってしまった夕食を、2人で食べる。
私は一人暮らしだったし、友達は遠くの方に住んでたり、仕事で忙しいので、夕食を2人で食べるなんてことはないものだから、すごく不思議な感じだ。
…その上、推しキャラと食べているなんて…。

推しキャラとご飯食べるなんて、誰もが望むことだろう。…本当、私大きな災難が来るのでは…。

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