果たして本当に ページ4
Aside
｢これはこれは、成績優秀者上位50名から溢れた哀れな皆さん、ようこそ《モストロ・ランウジ》へ｣
アズールが営業スマイルで大集合したイソギンチャク達に語りかける
誠に失礼なことかもしれないが、俺はこの場面を見て笑いを堪えるのに必死だった
何故か？…そうだな、だってここにいるヤツらは
｢自分が絶対成績50位以内に入る｣と過信し、努力を怠ったウサギとカメでいう兎だからだ
｢皆さん僕のことはよ〜くご存知でしょうが、改めて自己紹介を、僕は、アズール・アーシェングロット。オクタヴィネル寮の寮長であり、カフェ《モストロ・ランウジ》の支配人であり…｣
自信というのは、限度を間違えると大きなペナルティとなる
そして何よりこのイソギンチャク達は…
｢そして…今日から君たちの
この契約を、あたかも｢自分だけが知っている｣と
客集めを行うあの2人に声をかけられた自分は｢特別｣だと
なんとも哀れな勘違いをしていたのだ
｢ふふ、しかし…貴方が妨害をして来ないのは意外でしたね｣
｢俺もそれ思った〜、だってAならいつもの屁理屈使ってアズールのやろうとしてる事潰せちゃうじゃん、なんでそうしなかったの？｣
『妨害しないとは言っていない。生徒たちの最低限の生活すら侵害するような過激な行為をした場合は対処する。だが、この契約自体は別に狡でもなんでもない…と個人的に考えた。それだけだ』
｢あはっ♡やっぱAは面白いね〜｣
クロウリーから出された｢任務｣は
この大量の契約について適切な対処を…という内容だった
つまりはある程度俺の独断が効くのである
契約書には日本の似非書類のように端に小さくペナルティについて書いてあるなんてことは無く
堂々とペナルティを書いてある上にアズールの口からも更に忠告をしていた
そのペナルティを知っても尚契約したのだから自業自得である
｢ちょっと待った！こんなん詐欺だろ！｣
ふとイソギンチャクの生えたエースがそう叫び、俺はため息を着く
そもそも世の中には上手い話には裏があると言ったほどだ
このリーチ兄弟が直々に、大して面識もないのに話しかけられたなら尚更
その時点で契約者が自分以外にも多くいるという事は察せるはずだ
目の前の欲に駆られた餓鬼のしりを拭ってやるほど、俺は優しくない
『じゃ、俺はVIPルームに入ってるぞ』
｢承知致しました。アズールに伝えておきます｣
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マジモンの名無し(プロフ) - 終わり、、、マジか、、紅丸様。 (1月7日 3時) (
レス) @page14 id: 1d36f8c737 (このIDを非表示/違反報告)
奥山乃愛(プロフ) - いきなりすみません🙇出来たら全員のキャラに愛されたいです！（恋愛的に）あと落ちは出来れば全員落ちみたいなのが見てみたいです！無理せずに頑張ってくださいね！ (2023年1月16日 17時) (レス) id: fdc1778b4b (このIDを非表示/違反報告)
ひよりたん(プロフ) - 続きを恵んで下さいませぇぇぇぇぇぇぇぇm(_ _)m (2021年8月12日 19時) (レス) id: 5b72c3e53e (このIDを非表示/違反報告)
のの(プロフ) - 続きが気になります。 (2020年11月27日 15時) (レス) id: a8c24b15d9 (このIDを非表示/違反報告)
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作者名：紅丸 | 作成日時：2020年10月19日 14時
