スーパーダーリン柊くん3【番外編】 ページ24
順平side
｢吉野アンタ、そんなに気にするなら逆にAを世話してやればいいじゃない｣
食後にアイスを食べていれば、ふと釘崎さんがそんなことを言う
Aくんは今日は任務で一緒の七海さんと夕飯を済ませてくるそうで
僕らは彼のスパダリ案件についてまだ話していたのだ
｢でもよ〜、Aって世話されるようなところ無くね？なんというか…完璧？｣
｢完璧って訳じゃないが、少なくとも吉野と一緒にいる時は抜け目ないな｣
｢そうなんだよね…気づいたら全部終わってて僕がやることないみたいな…｣
｢相当なやり手ね、なんかないのかしらね〜…彼奴のすまし顔を崩す方法｣
釘崎さんの言葉に伏黒くんと悠仁が僕をみる、何事かと肩を跳ねさせれば
悠仁が少しいいにくげにしながらも口を開いた
｢やっぱ…順平から迫れば…｣
｢迫……っ…｣
｢虎杖、お前はデリカシーってものを学んでこい。普通思っても言わないぞ｣
｢虎杖の案はなしとしても、Aなら順平がなにかしてあげればなんでも喜びそうよね｣
｢なになに〜？恋のお悩み相談かい？｣
ふと、背後からいきなり声が聞こえる
全員がいっせいに振り返るとそこには、サングラス姿の五条先生がたっていた
いつの間に、そんな言葉が出る前に、五条先生は口を開く
｢やっぱり恋人との仲を深めるにはサプライズがいいよ、プレゼントとか。刺激は恋に新鮮さを与えてくれるからね｣
｢五条先生がマシなこと言ってるぞ｣
｢恵僕のことなんだと思ってるの｣
サプライズ、プレゼント、仮にそれをするとして、彼の目が離れる隙に
それを用意することは果たしてできるのだろうか…
そんな僕の悩みを汲み取ったかのように、釘崎さんが立ち上がる
｢そうと決まれば作戦立てるわよ！五条先生はAのこと任務とか理由つけてしばらく高専から離して頂戴｣
｢こういう時に汚れ役をやるのも教師の仕事さ、まっかせなさぁい☆｣
｢なら俺料理作るよ！得意だし｣
｢…俺は、Aの任務に同行して時間稼ぐ｣
｢え…そ、そんな…悪いよ｣
｢あんたは変なこと気にしなくていいのよ、Aに世話になってるのはあんただけじゃないんだから｣
釘崎さんの言葉に、確かにAは周りから慕われていることを思い出す
世話を焼くのも上手いし、頼りになる彼だ
感謝の気持ちを述べたいという気持ちはみんなにあるのかもしれない
｢じゃあ、僕は…プレゼントを買ってくるよ｣
作戦、決行だ
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るぅ - シリーズの初めから見させていただいています。本当に面白いです！私はオリジナルを挟みつつみんなを守る(渋谷事変とか)ようなストーリーが見たいです。もちろん順平は守りつつ！ (2021年4月2日 21時) (
レス) id: 652744ebae (このIDを非表示/違反報告)
紅丸(プロフ) - 小日向。さん» 柊くんの怪我ネタネタですね！ちょうど下書きに似たようなものがあったので出させていただきます！ (2021年4月2日 15時) (レス) id: a89c7750fe (このIDを非表示/違反報告)
推しの幸せを捧ぐオタク - またリクエスト良いでしょうか？呪霊の呪いによって順平君の一人称が名前になってしまったら…(「僕」＝「順平(ひらがなでも良し！)」)と言うのを見てみたいんです。きっと可愛いだけじゃ済まさない位可愛くなるんだろうと思うんです…！ (2021年4月1日 16時) (レス) id: b126daf9ba (このIDを非表示/違反報告)
せう(プロフ) - モチベ〜〜〜上がってくださいーーー！！！(( (2021年3月31日 23時) (レス) id: 71865eb671 (このIDを非表示/違反報告)
るるむ - 全然関係ないですが個人的には順平だけを守るために高専に入った夢主くんだったけど気づけばみんなのことも大事になってたみたいな更なる成長がみてみたいです！ (2021年3月26日 13時) (レス) id: ddfa373cf0 (このIDを非表示/違反報告)
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作者名：紅丸 | 作成日時：2021年3月9日 7時
