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男子の身長は高校で一気に伸びるらしいよね ページ8

「Aくんって彼女いるの〜?」

「お父さん海外にお仕事いってて1人で暮らしてるんでしょ?寂しくないの?」

「アタシが家行ってあげよっかぁ?これでも料理得意なんだよねぇ〜」


ひきつりそうになる笑みを堪えながら、順平くんが隣にいない席で女子に囲まれる

前世が女子だったとはいえ、こういう男ウケ狙いの女子はどうにも苦手だ

香水臭いし、ネイルゴテゴテだし、というかここ校則どうなってるわけ

ピアス付けてる不良とかいるんですけど

というか軽々しく下の名前で呼ばないでいただきたい

彼女面してんじゃねぇよ(殺気)


『ん〜彼女はいないけど、嫁にしたいと思ってる子ならいるよ』

「え〜何それぇ!」

「あははっ、Aくんだいたぁん」


なんでいちいち小文字をいれないと話せないんだこいつら

というか順平くん不足で死にそうなんですが

早く帰ってきてくれ順平くん…!!

そんな願いか通じたのか、間もなくして順平くんがトイレから帰ってきて教室の扉を開く

ボクはすぐさま女子を無視して椅子から立ち上がると

抱きつくようにして順平くんの方へと飛び込んだ


『順平くん…!ボク部活決めなきゃ行けないんだけど、順平くんってどこ入ってるの?』

「えっ、えっと…映画研究部だけど…やめておいた方が、」

『ならボクそこにするね!里村先生に書類は貰うとして早速見学いきたいなぁ〜』


くるりと彼を教室の外へと体の方向を変えさせて、彼の言葉を遮るようにそう言う

出会ってすぐはかっこいい男子を演じておこうと思ったが2日目にして不可能だと確信し

それからは全面的に彼への愛を紡ぐことにした

順平くんが仕方ないなぁ、と息を吐きながらも教室から完全に視線を逸らしたのを確認し

背中越しにボクの席に群がっていた女子を見遣った

それと同時に順平君の肩を掴んで少し引き寄せてみれば

後ろの女子は察したのか黙りこくった


「ちょっ、Aくん…?歩きにくいんだけど…」

『あ〜ごめんごめん、それにしても順平くんもうちょっと食べた方がいいよ?めっちゃ細いじゃん』

「それAくんが言うの?」

『ボクは縦に伸びるから大丈夫〜』


そう彼にいえば、彼はふと言葉をとめてしまう

なにか地雷を踏んだのかと心配したが

その後の発言で心臓を抱えて倒れそうになった


「僕も…身長もう少し欲しいな…」

『…放課後マック行こ』

「え?」

『いっぱい食べて大きくなるんだよ…』

「謎の視点やめて…ッ?!」

正当防衛って形だけでもやっぱ大事だよね→←たった3日で信用度100%は頑張った方



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紅丸(プロフ) - つなまよT2(旧ちょこばなな)さん» ひぇ、マジで来ていらっしゃるこんな駄作読みに来てくれてありがとぅぅぅ (2021年7月27日 23時) (レス) id: e4c9b10277 (このIDを非表示/違反報告)
つなまよT2(旧ちょこばなな)(プロフ) - ななちゃん好き!!!!こ○はだよ!! (2021年7月24日 21時) (レス) id: b8726aa5c6 (このIDを非表示/違反報告)
ゆうひ(プロフ) - 好きです…←← (2021年5月5日 1時) (レス) id: ce721a0333 (このIDを非表示/違反報告)
おしゃけ - このような神作を作って下さってありがとうございます。愛してm(((すみません、きもかったす。 (2021年3月9日 22時) (レス) id: 926e830632 (このIDを非表示/違反報告)
紅丸(プロフ) - フーパさん» ガチ勢だからこそ出来る至難の業ですね……() (2021年3月2日 4時) (レス) id: c6adbfb1eb (このIDを非表示/違反報告)

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作者名:紅丸 | 作成日時:2021年2月26日 20時

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